自分らしく心地よく朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。
今回は『フランス流 捨てない片づけ: ちょっとした整えグセで部屋は見違える!』の著者である米澤よう子さんに、朝の過ごし方についてお聞きしました。
File147 米澤よう子さん (イラストレーター)
東京都生まれ。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間、活動拠点をパリに移し、高級百貨店 LE BON MARCHÉ(ボン マルシェ)で個展を開催するなど、多彩な活動を行なう。現在はパリ在住の経験を生かした著書、商品企画、フレンチブランドとのコラボレーションなどさらに活動範囲を広げている。著書に『フランス流 捨てない片づけ: ちょっとした整えグセで部屋は見違える!』(小学館)、『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)など多数。
Instagram:@yoko_yonezawa
まずは、米澤さんの普段の朝の過ごし方について教えてください。
起床したらパジャマを脱ぎ、体重計に乗ってからシャワーします。テレビをONにして、スキンケアをしたら、フェイスマスクを張り、ボディローションを全身に。その後、コロコロマッサージ器で顔周りを転がします。
ブローでヘアを整え、着替えとメイク。リビングの窓と玄関を全開にし、換気して掃除。父と猫の写真の前に、お線香とお水を。毎日同じ朝食をとり、新聞を読みます。
朝時間を大切にするようになったキッカケと、変えてよかったことを教えてくだい。
30代後半での入院。その後滞在したパリで定着しました。それまで、ずっと夜型でした。日光を浴びずに1日すぎるような、「暗い」生活から、朝日を浴び、日中に仕事をし、夜はリラックスする、という当たり前ながらも、健康的かつリズミカルな毎日になりました。
やりたいことを朝にまとめてギュっとやっているからか、満足感と充実感を得てから始まる1日です。これは、夜型ではありえなかった感覚です。
これは欠かせない!という朝の習慣を教えてください。
前夜の夕食で我慢したデザートを、朝食後にとってます。大の甘党ですが、夜は太るかも?という不安や罪悪感がありまして。カロリー消費できそうで、太らないといわれる朝食で。
たいていはコンビニスイーツですが、起床のモチベーションにもなってます(笑)。午前に原稿を書くことが多い私にとって、脳に働く栄養素の「糖分」チャージにはグッドタイミング!仕事もはかどる気がしています。10年は続けてますが、体重は変わってません!
朝使うもので、お気に入りのアイテムをひとつ教えてください。
「ひとつ」ではないのですが、あえて朝のみに限定して使用している食器たちです。
南フランスの5つ星ホテルで買ったリモージュ焼きのプレート。「金のやぎ」というホテルで、中央にそれが描かれています。お水用のグラスはブルターニュ地方の定番型。ピカピカに磨いてます。朝の光を浴びてきれいなんですよ。
朝の健康法、美容法を教えてください。
起床してすぐのアクションは、枕とベッドのシワをトントンと、平らに伸ばすこと。
空を見て(雲隠れしていたとしても)お日さまを浴び、空気を思い切り吸うこと。香りも嗅ぎます。
新刊『フランス流 捨てない片づけ』では片づけのコツをたくさん紹介されていますが、朝時間.jp読者さんにおすすめの「朝を快適に過ごす片づけ」を教えてください。
朝のメインの居場所周辺1メートルだけでも、モノをなくし、片づけてみることをおすすめします。
私のメインは、日当たりの良い場所にあるダイニングテーブルです。朝起きて目にするダイニングテーブルは「まっさら」と決めています。
毎朝のスキンケア、メイク、朝食、新聞を読むことまでをこのテーブルで済ませています。だから何かしらがいつもテーブルの上にはあるのですが、朝起きて目にする光景が「まっさら」だと、とてもすがすがしい気分で1日がスタートできるんです。
そのためにも、就寝前には必ずテーブルの上のものを本来の置き場所に戻すことが大事。とくに前日の夜のムードを残さないよう、たとえば、夜に飲んだワイングラスは必ずキッチンへ。
私は、その心がけひとつで「使ったら戻す」が習慣になり、自然と朝のテーブルがまっさらになりました。片づけ慣れしていない読者さんの場合も、「寝る前にまっさら」をまずは目指してみてはいかがでしょうか。
目指したいのは「ものが多くてもスッキリおしゃれな部屋」♪
新刊『フランス流 捨てない片づけ: ちょっとした整えグセで部屋は見違える!』は、忙しくてお部屋の片づけが後回しになりがち…という方でも挑戦できそうな、片づけのお手軽なコツが満載の一冊。
広いわけではないし、キャンドルとか小瓶とか必需品じゃない雑貨も多いのに、スッキリおしゃれに見えるパリジェンヌの部屋。
買い物が大好きで、モノを減らしたり片づけを続けたりするのが苦手だった米澤さんは、まずフランスの女性たちの「整え方」をマネすることから始めたのだそう。
- 片づけるのは1日5分だけ
- 見えるところ優先
- 半径1メートル以内
無理なくできる、ちょっとした心がけから始めるのが片づけ成功のコツ♪
今すぐ始められそうなカンタン片づけ習慣を学べる新刊は、米澤さんのイラストが綺麗で、読み物としても楽しい一冊になっています。ぜひチェックしてみてください☆
フランス流 捨てない片づけ: ちょっとした整えグセで部屋は見違える!(小学館)
朝美人のある一日の過ごし方