おはようございます!キレイナビ代表・美容家の飯塚美香です。
秋から冬に移り変わるこの時期。1日の中でも気温差が激しく、体調を崩しやすくなります。また、肌も荒れやすいので、いつものスキンケアをしていても被れてしまったり、メイクが上手くのらないことも…。このような季節の変わり目による肌質の変化には、どのようなケアをすればいいのでしょうか?
季節の変わり目。7割の女性が「肌質の変化」を経験
資生堂「d プログラム」(http://www.shiseido.co.jp/dp/)による「働く女性の“季節の変わり目“あるある」に関する調査(※)では、季節の変わり目に肌荒れなど、肌質の変化を経験したことのある女性は73.2%となりました。(Q1)
全体の約7割を占める、多くの女性が季節の変わり目に普段とは違う肌の変化を感じているようです。
しかし、肌質の変化を経験したことのある女性の約半数がいつもと違うスキンケアは行なっておらず、いつもと違うスキンケアを行なっている方でもその約半数は効果を感じていないという結果になったとか。(Q2)
◆期間:2017 年 9 月 14 日~2017 年 9 月 15 日
◆方法:インターネット調査
◆対象者:全国の 20~30 代の働く女性(化粧品/医薬品関連従事者を除く)
◆有効回答数:Q1:10,000 名、Q2:206 名
肌質の変化を感じているものの、それに合ったスキンケア方法がわからないため、いつものスキンケアのままという方が多いようです。
【1】温度差の激しいときこそ「保湿」を強化
温度差の激しい変化に負けず、肌荒れを起こさないためには「保湿」を強化することが大切。
夏にさっぱり系の化粧品を使い、そのまま秋冬も使っているなら今すぐしっとり系にチェンジを!そして、肌のバリア機能を強化し、保湿力を高めるセラミド配合のアイテムを取り入れるのがおすすめです。
スキンケアの仕上げには夜だけでなく朝もしっかりとクリームを使いましょう。朝クリームを使うとメイク崩れが気になる方は、手のひら全体でハンドプレスしてなじませた後、ティッシュをあてて余分な油分を取れば大丈夫です。
【2】「負担をかけない」スキンケアを意識
よかれと思ってがんばっているスキンケアが、逆に肌の負担になる場合があります。洗顔時に肌をゴシゴシ擦る、化粧水をコットンに付けて何度も肌をパッティングする、あれこれと多くのスキンケアアイテムを肌に重ねる。思い当たることはありませんか?
季節の変わり目は、いつも以上に肌に負担をかけないスキンケアを意識しましょう。
洗顔は指でゴシゴシと擦らずに、肌の上に泡を滑らせるように。コットンは意外と肌に刺激を与えるので、化粧水はなるべく手でなじませるのが良いでしょう。また、スキンケアアイテムを数多く使い過ぎると、肌への負担が大きくなります。
季節の変わり目は保湿を強化しつつ、シンプルで優しいケアを心がけましょう。
【3】肌荒れには「メイクアイテム」も見直しを!
季節の変わり目に肌質の変化を感じ、スキンケアを見直したら、「メイクアイテム」も見直してみましょう。
ファンデーションのパフやスポンジ、アイシャドウやチークのチップやブラシは清潔にしていますか?汚れて雑菌だらけのメイク道具が肌に負担をかけ、肌荒れの原因となる場合があります。
特に季節の変わり目はいつもより肌が敏感になりますので、雑菌に対する抵抗力が弱まっています。メイク道具は常に清潔を保ちましょう。パフやスポンジ、チップは洗い替えを多めに用意しておけば毎日取り替えられます。ブラシは毎日洗うと傷みますので、スプレーのクリーナーがおすすめです。
また、ファンデーションやアイシャドウ、チークなども、季節の変わり目は肌に優しいタイプを選ぶと良いでしょう。石鹸で落とせるクレンジング不要のものや、つけ心地が軽いものなどナチュラルコスメ系ブランドからも多く出ています。ぜひお気に入りを見つけてみて下さいね。
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いかがでしょうか。その他、体調を崩さないためにも、お肌のためにも季節の変わり目は睡眠不足にならないよう早めに寝たり、ストレスを上手に解消することも大切ですよ。
化粧品をスイッチして保湿を強化したり、メイクアイテムを見直したりするだけでなく、規則正しい生活も心がけてみてくださいね。
☆この連載は<毎週火曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!