今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『パンのペリカンのはなし』。
商品は食パンとロールパンだけでも、毎日行列が絶えないパン屋さん。東京・浅草にある「パンのペリカン」についての本、新刊です。
2種類しか作らない理由や人気のひみつ、ペリカンの一日は? 4代目店主が75年の歴史とともに紹介します。ドキュメンタリー映画「74歳のペリカンはパンを売る」も公開中です。
『パンのペリカンのはなし』
著者:渡辺陸/森まゆみ/平松洋子/鈴木るみこ/甲斐みのり
出版社:二見書房
当たり前のように、今日もパン屋さんにいく。明日もあさっても、たぶんその先も、当たり前のようにおいしいパンを食べられる。それは、いつも変わらぬパンを焼き続けるパン屋さんのおかげ。変わらないって本当に大変なこと。この本を読みながらしみじみ感じます。
パンは生き物だと語る店主の渡辺陸さん。パンと会話するのがペリカンのおいしさのひみつです。パンのペリカンは「町のパン屋」さんだから、ふらりと来て買ってほしい。そんな思いで、シンプルに無骨に、毎日の食事に寄り添うパンを作り続けてきました。
本書では、75年にわたる店の歴史をひもときながら、パンにまつわるエピソードを紹介。ペリカンのパンを愛する人たちのエッセイ、ペリカンのパンのレシピも掲載しています。
パンのペリカンの「朝時間」は、グラタンパン。食パンの中をくり抜きクリームシチューを入れて、チーズを載せて焼く。ペリカンスタッフお気に入りの食べ方のひとつだそうです。
映画「74歳のペリカンはパンを売る」は、東京・渋谷のユーロスペースで10月7日より公開中です。
Love, まっこリ〜ナ
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