今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『おべんとうの時間(3)』。
日本各地の手作り弁当とそれを食べる人のエピソードを紹介する本。ANA機内誌『翼の王国』で大人気のエッセイ「おべんとうの時間」シリーズの一冊です。
『おべんとうの時間(3)』
写真:阿部了/文:阿部直美
出版社:木楽舎
日本各地のいろいろな場所に、思い思いの「おべんとうの時間」が流れている。
みんなが見せてくれるのは、ふだんの暮らしのなかにあるお弁当。いつも通りのお昼どきを過ごしながら、お弁当に寄せる想いを語ります。
小笠原村母島の学校の先生・山口明子さんのお弁当は島野菜がたっぷり。バナナの花も入っています。熊野の山で林業に携わる峰伸汎さんは、お弁当を食べる時には「山の神さん」にちょっとお供えをするのだそうです。福島県いわき市のフラガール・工藤むつみさんが、お母さんの手作り弁当に想うのはあの日のこと。大震災が起こった時に、休憩室で食べていたのもお母さんのお弁当でした。
さまざまな職業の人たちがいて、お弁当を一緒に食べる人も目に映る景色もみな違うけれど、今日もどこかで、おいしそうな卵焼きやウインナーや煮物が詰まったお弁当を幸せそうに食べる人がいる。そんな光景を何度でも繰り返し見たいと思います。
Love, まっこリ〜ナ
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