今日のカフェボンボンは、『猟犬』。
大人気の北欧ミステリー小説新刊。ノルウェーの新星が描く傑作警察小説です。
『猟犬』
著者:ヨルン・リーエル・ホルスト/訳:猪股和夫
出版社:早川書房
ノルウェーの警察署に勤務するベテラン捜査官が、ある日、証拠ねつ造疑惑をかけられ停職処分となる。問題となったのは17年前の女性誘拐殺人事件。刑事はひとり真実を探る決心をする。
過去の事件を洗い直す捜査は地味ながら、決して過ちは許されないという張りつめた緊張感が漂う。刑事の力強い味方となるのが、新聞記者の娘。父の名誉を晴らしたいという一心で捜査に協力し、ふたりは驚愕の真相へと近づいていく。
美しく才気あふれる彼女の活躍は躍動感にあふれ、重厚なストーリーに華やかな色を添えています。ふたりはときどき、カフェでコーヒーを買ったり、焼きたてのパンを頬張ったりする。私は日常が垣間見えるそんなシーンが好き。
本書はヴィスティング刑事シリーズの一冊。「ガラスの鍵賞」など北欧のミステリ賞三冠に輝いています。
Love, まっこリ〜ナ