今日のカフェボンボンは、詩人の谷川俊太郎の『悼む詩』。
詩人が親交のあった人たちへおくる哀悼の詩集です。
『悼む詩』
詩:谷川俊太郎/編:正津勉
出版社:東洋出版
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
巻頭の詩「そのあと」のはじまりの一節です。詩集に収められた哀悼の思いのすべては、この2行に凝縮されていると思うのです。
親友の武満徹さんの残した音楽は「いつまでたっても思い出にならない」。だからきみもいつまでもいなくならない。
幼なじみの岸田今日子さんにもう触れることはできない。でも、静けさに耳をすますと、あの低い笑い声が聞こえてくる。
スヌーピーの生みの親シュルツさんは亡くなってしまったけれど、ピーナッツの仲間たちはずっとぼくらの心に生き続ける。
肉体は旅立ってしまっても、その人はそばにいる。出会えたことの喜びもまた一層深く伝わる詩篇です。そして、心はふたたびここに帰ってくる。
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に(「そのあと」より)
Love, まっこリ〜ナ