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彼女はまだ、あの夜の中にいる—世にも妖しく美しい連作怪談『夜行』

 

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『夜行』

人気作家・森見登美彦の最新作は、美しくも不吉な「夜行」をめぐる物語。忽然と姿を消したひとりの若い女性を探して、終わりのない夜の迷宮へと誘います。

20161124
夜行
著者:森見登美彦
出版社:小学館

彼女はまだ、あの夜の中にいる。僕たちが彼女を見つけるまで夜行列車の旅は終わらない——。

京都の大学生だった彼女が姿を消したのは、鞍馬の火祭を見物に出かけた夜。十年後、運命に引き寄せられるように再会した仲間たち。彼女はどこに消えたのか? 今も彼女を想い続ける五人が語る、「夜行」をめぐる不思議な旅の思い出とは……。

「夜行」という言葉に時空を超えて走る列車を思う。夜行列車の乗客になった者はみな、夜の闇に吸い込まれていくのだとしたら。それでも、車窓を流れ去る夜の街はどんなに美しいだろう。

尾道、奥飛騨、津軽へと旅をしながら、夜の闇を肌で感じる小説。夜はどこに通じているのか。夜明けはくるのか。怖くてたまらないのにどうしても知りたくなる。夜の底をひた走る夜行列車に乗って。

森見登美彦ワールドを堪能できる小説、こちらもぜひどうぞ。
『新釈 走れメロス 他四篇』
『夜は短し歩けよ乙女』
『きつねのはなし』

Love, まっこリ〜ナ

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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