今日のカフェボンボンは、『旅のラゴス』。
生涯をかけて旅を続ける男ラゴスの物語。1986年の発売以来、読者を魅了し続けるロングセラーです。
『旅のラゴス』
著者:筒井康隆
出版社:新潮社
昨年、カフェボンボンのキーワードを「旅」と決めたとき、私が思い浮かべていたのはこの本『旅のラゴス』でした。旅といえばラゴス。ラゴスの人生=旅なのです。
物語の主人公ラゴスは、故郷を離れてからずっと、北から南へとひとりで旅を続けています。どことも知れないエキゾチックな町や村を、スカシウマだけをお供に、軽々と時空を超えて移動する。
旅先でさまざまな人と出会い、経験を積み重ねていくラゴス。どんな逆境にあっても、彼が時が熟すのをじっと待っているように見えるのは、おそらく一生をかけて成し遂げようとする真の目的のため……。
最近、本書があらたに熱い注目を浴びています。どこにもとどまらず、さすらい続ける男は魅力的ですよね。ラゴス・ブーム到来でしょうか!
いつか放浪の旅に出たい。あなたが心にそっとしまっていた憧れを、永遠の旅人が解き放ってくれます。
Love, まっこリ〜ナ