今日のカフェボンボンの本棚は、『年上の義務』。
人気漫画家の山田玲司が年上の義務と心得を伝授する。「年下の義務」がやたらに多い世の中ではあるけれど、年上というだけでエライというわけじゃない。中身がなくて威張るだけなら、世代間の溝は深まるばかり。
著者が雑誌連載で行った著名人へのインタビュー経験から導き出した、大人の果たすべき役割とは?
『年上の義務』
著者:山田玲司
出版社:光文社
人間は必ず「年上」になる。この言葉、ガツンとくる。
学校や職場で年下でいる時間は短い。自分が年上になったという自覚がないまま「年上暴君」になっていないか。年下の人たちを幻滅させているのでは?
若者たちは「がっかり」し続けている。あんな大人になりたいという憧れも目標も持てずにいる。だから、年上をスルーするしかない……。
著者が年上の義務として挙げるのは「愚痴らない」「威張らない」「ご機嫌でいる」の3つ。年長者の役割があると心に刻むだけで視点が変わる。まず1つ実践すればほかの2つにつながっていく。
「相手にされない年上」にならないために。心に刺さる一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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