今日のカフェボンボンの本棚は、『読売新聞家庭面の100年レシピ』。
読売新聞の「くらし家庭面」に掲載された100年間分の料理記事から選び抜いたレシピ集。約2万件から絞った、次世代に伝えていきたい100のレシピとは? 日本の食卓の歴史と変化も伝える一冊です。
ちゃぶ台がテーブルへと変わった時、最初に並んだのはどんな料理だったのだろう。新しい食卓を彩ったのは、この本のレシピだったかもしれません。
1915年(大正4年)の料理欄には、豚のカツレツや豚のカレーが。野菜コロッケにスープ殻のシチュー煮も! 翌年に紹介された手製のアイスクリームは作り方が画期的。茶筒の中にアイスの材料を入れて凍らせます!
食卓を変えた味、和食の力、定番の味、至福のおやつなどのテーマに沿って、愛され続ける料理が掲載されています。
いつの時代でも新しい料理を試したいと張り切る気持ちは変わらない。初めての味をおいしそうに食べる誰かの姿を想像しながら……。
懐かしい祖母の味や母の味、ふるさとの味とも出会える貴重な料理本です。
『読売新聞家庭面の100年レシピ』
編:読売新聞生活部
出版社:文藝春秋
Love, まっこリ〜ナ
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