【京都・祇園】舞妓さんサイズ♪名物の卵サンドが絶品の老舗「ナカタニ」

 

おはようございます。

今日は、京都きっての観光地・祇園の1軒です。

そうはいっても古くから地元の人に愛され続けているお店が多いのも祇園。そんなお店のなかから「コーヒーショップ ナカタニ」をご紹介します。

場所は京阪・祇園四条駅からすぐ。南座の北側にあるビルの1階にあります。

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ロータリーになっており、パン屋さん、ラーメン屋さん、居酒屋、小料理店、ビルのなかにはロシア料理店…

といろんなお店が並んでいる上に駅チカ、そして駐輪場もあるこの一角は、個人的に「便利通り」と呼んでいるほど(笑)、昼でも夜でも使い勝手のいい場所です。

入り口には、赤い大きなミル。その奥に自転車が止まっている日もあり、後ろカゴのなかでゆで卵を冷ましているという微笑ましい絵を見ることがちょっとした楽しみです。

さて、こちらの名物は卵サンド(700円、コーヒーは450円)。南座にやって来る役者さんにもファンが多いそうです。

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卵は厚焼き卵ではなく、ゆで卵を潰したタイプ。きゅうりもそっと入っており、パンも薄め。なんとも上品です。

卵サンドをオーダーすると「焼きますか」と尋ねられます。好みで選べるのですが、トーストが断然オススメです。

そして、卵サンドのサイズが祇園風。舞妓さんのお化粧が崩れないように、おちょぼ口サイズにカットしてあります。写真でいうと、全部で6カットに見えますが、上下にも分かれているので、全部で12カットあります。片手で持ってパクッと一口で食べることができます。

祇園を歩いていると夜はもちろんですが、昼間にもおけいこ帰りの舞妓さんや「お母さん」と一緒にお茶をする姿を見かけることがあります。

たぶん、いろんなお店に行くのだと思いますが、やはり、この「ナカタニ」のような昔からあるお店の方がよく見かけますね。そして、そういったお店には舞妓さんのアイデアで生まれたメニューや、舞妓さんへの気遣いが見られます。

花街にとって、舞妓さんや芸妓さんはなくてはならない存在。だから、花街には舞妓さん達への思いやりがあります。そんな花街の文化を垣間見られる祇園のモーニングです。

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ちなみに、卵サンドとは別に、11時まで限定のモーニングセットもあります。

ハムロールと卵ロール、ミニサラダにコーヒーか紅茶がついて500円。どうしても、卵サンドばかりを食べてしまうのですが、今度はこちらを!と思っています。

 

コーヒーショップ ナカタニ

京都府京都市東山区縄手通四条上ル廿一軒町236 鴨東ビル1F
075-525-0823
9:00〜17:00(モーニングは11:00まで)
無休

 

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Written by

清塚あきこ

編集者・ライター。出版社および編集プロダクション勤務を経て、2012年独立。京都関連の情報誌や書籍を中心に、実用書や各種パンフレットの編集・執筆に携わっている。好きなものは、装幀の素敵な本、矢野顕子さんの声、酸っぱめのコーヒー、地方が舞台のサスペンスドラマ、肌触りのいいボーダーシャツ、サクサクのスコーン。京都のはずれ在住。一児の母。

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