おはようございます。
今朝は、四条烏丸という京都きってのビジネス街にありながら、京都らしい昔ながらの風情が味わえる喫茶店を紹介します。
場所は、四条烏丸交差点から西へ4筋目。「膏薬辻子」(こうやくのずし」という細い路地の奥にあります。
京都の通りは「◯◯大路」とか「◯◯小路」など、その大きさによって呼び名が変わりますが、さらに細い「路地」もあります。これは「ろーじ」と読みます。
そして、この「路地」は、行き止まりになっていると「路地」、通りと通りをつなぐ場合には「辻子」(ずし)と呼ばれます。といってもそんなに厳密ではないのですが。
辻子には、いわれのあるものがあり、「膏薬辻子」の場合には、空也上人が平将門の供養をしたという「空也供養の道場」が、その音の響きだけが残って「こうやくのずし」となったともいわれます。
朝は本当に静か。そして、この通りはいつも掃除が行き届いています。住んでいる人たちを感じますね。
さて、モーニングです。お店の名前は「喫茶 喜多西」。こんな感じです。
「おはようございます」とお店に入ると、ご主人が「はいー」と迎えてくださいました。
店内は、土間のテーブル席と、小上がりの和室がありました。
小上がりの和室のテーブルは大きな長持! こんなに大きいのは初めてです。
モーニングサーンビスは、トーストとたまご、それにコーヒーか紅茶がついて450円とありました。
…が、例によって朝は甘いものを欲するタイプですので、壁の「手作りチーズケーキ」の文字に惹きつけられ、例によって注文しました。
「1つだけ、ありましたわ」とご主人が持ってきてくださったのがこちら。
添えられたのは、青もみじ! 京都らしいですねぇ。
チーズケーキは、なつかしいスフレチーズケーキでした。
コーヒーは、オーガニック。オーダー後に挽いて、1杯ずつドリップしてくださいましたよ。香りがいいコーヒーでした。
チーズケーキとコーヒーのセットで550円です。
ほかに、「したたり」という祇園祭の菊水鉾で供される和菓子とお抹茶のセットや、京野菜カレーなどもありました。
お店はまるで、親戚の家にお邪魔しているような雰囲気です。街なかエリアにありますので、京都観光のスタートにもぴったり。ぜひ、利用してみてくださいね。
喫茶 喜多西
京都市下京区新釜座町736
9:00〜16:00
不定休