おはようございます。
今日は、教科書でもおなじみの「空也上人像」を所蔵することでも知られる六波羅蜜寺のすぐ近くにある「カフェ ヴィオロン」です。
京阪清水五条駅から松原通を東へ10分ほど歩きます。
右側に六波羅蜜寺、前方には六道珍皇寺へと道が二手に分かれる手前に静かに佇む喫茶店です。白いドアを開けて中へ入りましょう。
店内に流れるのはクラシック。
白いシャツに黒いベスト、という喫茶店の正装ともいえるスタイルで店主がコーヒーを淹れている姿が、まるで絵を眺めているようです。
店主は京都の老舗喫茶店とワイン専門店で働いた経験の持ち主。淹れたコーヒーの味を確かめる際にワイングラスを使って香りや色を見る様子も印象的です。
さて、モーニングはこちら。
オープンの9時から11時までのあいだに飲み物をオーダーすると、すべてにトーストとサラダ、ヨーグルト、茹でたまごがつきます(550円〜)。
トーストは厚手。表面はカリッと、噛むとじゅわっとバターが香ります。
感動するのはヨーグルト。底にバラのジャムが入っているのです。
店内を静かに覆うクラシック音楽と相まって、ノーブルな雰囲気を一層高めてくれました。
そして、主役のコーヒー。
こちらでは「中煎り」「深入り」の2種類があり、それぞれにその時にセレクトされたものが登場します。コーヒーを提供される際にその特徴を簡単に説明してもらえます。
もちろん、味わいの楽しみ方は人ぞれぞれなのですが、ちょっとしたポイントを教えてもらえると参考になっていいですね。
この日の「中煎り」は、チョコレートのような風味のコスタリカ、「深入り」は、ダークチェリーを思わせる酸味が特徴のエルサルバドル。
楽しくなってしまった私は、両方を。結果、エルサルバドルに軍配をあげたのでした。
ちなみに、このヴィオロン。ワインも楽しめますよ。
cafe violon
京都市東山区松原通大和大路東入ル
075-532-4060
9:00-21:00 (L.O. 20:30、朝食は11:00まで)
木曜休
http://cafe-violon.com/