今日のカフェボンボンは、『えんにち』。
お祭りの時期にぴったりの縁日の絵本です。神社の境内にぐるりと並ぶ夜店に、子どもの頃のワクワク気分がよみがえります。
『えんにち』
作:五十嵐豊子
出版社:福音館書店
夏休み、お祭りや縁日に出かける日。もう朝から待ち遠しくて、はやる気持ちが抑えきれなかった。本書のお兄ちゃんと妹も、まだ明るいうちから縁日へ。まだ人もまばらで、屋台も組み立ての最中です。
さあ、綿菓子の屋台が完成! 縁日はふわふわの綿菓子がなくちゃ始まらない。まっ先にそれ買って、金魚すくいして。そうしたらほっとひと息つけるんです。お次はいか焼き、たこ焼き、かるめ焼き、あんずあめと、いい匂いにつられてゆっくり夜店を見てまわる。
本の表紙にもなっているおめんはレトロ感たっぷり。ウルトラマンや仮面ライダー、アッコちゃんなど昔懐かしいおめんが並んでいます。私は水ヨーヨーが好きでした。絶対、赤とピンクがいい!って思ってました。
子どもの好きなキッチュな色があふれた、心躍る非日常の空間。こうしてじっくり眺めてみると、夜店って本当に独特だと思います。
夏祭りの季節です。夜店めぐりを楽しんでくださいね!
Love, まっこリ〜ナ