こんにちは!池田千恵です。
先週末、「朝活手帳」の取材で、京都の朝活「京都朝げいこ」を取材してきました。楽しかった〜!今回はこちらの模様をレポートします。
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京都朝げいこ(京都府)
<概要>
「Quality of Life(人生・生活の質)」を高めるために、朝型の生活習慣を応援し、学びとコミュニティの場所と機会を提供することを目的に、2012年より開催。カメラ・話し方などのカルチャー系講座、文章の書き方などのビジネス系講座の他、歩いて学ぶ京の地理・歴史講座など、京都ならではの文化を学べる講座も用意しているのが特徴。
<場所・頻度・時間・参加費>
場所:karasuma BASE(http://www.karasumabase.com/)
頻度:春・夏・秋に募集
時間:AM7:15~8:15 曜日は講座による
参加費:全8回程度で32,400円〜(税込)
※別途教材費、施設利用料など5,000円
<URL>
http://asageiko.jp/
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京都朝げいこの会場となっているkarasuma BASEは、テラスつきキッチンスタジオ。清潔感あふれる場です。近所だったら絶対借りたい!テラスも広くて、夏はバーベキューはビアガーデンなどもできそうです。
時間貸しもしているそうなので、ご興味あればサイトを見てみて下さいね。
今回私が体験したのは、「歩いて学ぶ京の地理・歴史講座」。ふだんは座学ですが、この日はフィールドワークの日でした。こちらの講座は全8回。全部参加することが条件ですが、今回は特別に1回だけ取材させていただきました。
京都大学大学院准教授の後藤忠徳先生と、滋賀大学教育学部講師の安藤哲郎先生の解説のもと、みんなで過去の京都地図や写真を見比べながらの京都散策フィールドワーク。左が後藤先生、右が安藤先生。
京の街の通りに隠された歴史的事実や地理の不思議を、古地図を片手にめぐりながら学ぶという、まさに京都ならではの朝活です。
洛中洛外図と、今の地図を同時に見比べつつ、今どこを歩いているかを知るのも楽しい。
京都芸術センターは、明治2年創設の明倫小学校の施設を再開発して活用しているそうです。
京都には、ほかにも歴史的な建物を残しながら、今は違う設備になっていたりというものがたくさんあるそうです。例えば、「三井ガーデンホテル 京都新町 別邸」も、「旧松坂屋京都業務部・染織参考館」の跡地で、旧建物のイメージを活かしつつデザインしているそうです。
比較的新しいマンションの、なぞのガラススペース。こちらは、祇園祭の山鉾を入れるスペースだそうで、お祭りが日常に溶け込んでいるんだなぁーとびっくり。
いろんな場所に、さりげなーく歴史上の跡地やらなにやらがたくさん。街全体が、文化のかたまりだな、というのを実感しました。
染め物やさん「馬場染工業株式会社」さんの施設内にある「柳の水」。
こちらは、千利休が茶の湯に用いたことで有名です。
ここで、後藤先生が用意してくれた「錦天満宮」のお水と、梨木神社の「染井の水」、そして「柳の水」の飲み比べ。
こころなしか、柳の水はやわらかいような…。
普通の建物の横に、超有名な「本能寺の変」の跡が。さりげなすぎてびっくり…!
四十数年前の町並みと、今の町並みを比べて、まだ残っているところを探したりしたのも楽しかったです!
先生によると、神社仏閣など、有名どころの写真はたくさんあるけど、ふだんの生活している町並みの写真はなかなかみつからないとのこと。
日々変わる町並みに目を向けて、変化を見るという視点を持てたことが楽しかったです。
そのほかにも、昔川だったところの地形をたどったり、新しい建物にも古いつくりの名残があったり、玄関に祇園祭り用の提灯をつけるフックがあったりと、京都ならではの町並み、たくさん楽しめました。
フィールドワーク終了跡は、「旬菜家 さら」さんで、ランチを食べながら交流会。私もお邪魔して、京都の地元情報をたくさん聞くことができました。
京都朝げいこ、京ならではの体験ができるコースも多く用意しているのでおすすめです!