今日のカフェボンボンは、アメリカの絵本『ぺろぺろキャンディー』。
ルビーナとサナ姉妹のお誕生会をめぐるストーリー。数々の賞に輝いた、個性的な絵が魅力の一冊です。2010年ニューヨークタイムズが選ぶ絵本ベスト10にも選定されています。
『ぺろぺろキャンディー』
文：ルクサナ・カーン／絵：ソフィー・ブラッコール／訳：もりうちすみこ
出版社：さ・え・ら書房
ある日、お姉さんのルビーナは、友だちのお誕生会に呼ばれました。ゲームにおもちゃ、ケーキやアイスクリームに心躍らせるルビーナ。すると、妹のサナが「あたしもいくー！」と金切り声で叫びます。お母さんはサナを連れていくようにいいつけます。
う〜ん、そんなの絶対イヤ。恥ずかしい！ みんなに笑われる！！ 全世界の中心みたいに楽しみなパーティに妹がついてくるなんてサイアク。デートにおじゃま虫な誰かがくっついてくるようなもんよね。
カラフルな絵なのに色合いは柔らかい。お土産のぺろぺろキャンディーの心そそる色や質感、お母さんの民族衣装、布団やじゅうたんの柄までていねいに描かれています。
アメリカのお誕生会では、帰り際に子どもたちにお礼の手土産（Goody Bag）を渡すそうですね。パーティーの甘いお菓子や子どもの夢が、グッディ・バッグのように詰まった絵本です。
Love, まっこリ〜ナ
