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酒井駒子の『金曜日の砂糖ちゃん』

 

今日のカフェボンボンは、『金曜日の砂糖ちゃん』

子どものひとりの時間を幻想的に描いた作品。
海外でも評価の高い絵本作家・酒井駒子の世界が凝縮されています。

20140216

金曜日の砂糖ちゃん
著者:酒井駒子
出版社:偕成社

金曜日の砂糖ちゃんは、小さな女の子の名前。

お昼寝している砂糖ちゃんのもとには、いろいろなお客がやってくる。美しい花に虫たちが訪れるように。チョウやテントウムシ、バッタやカマキリ、花の種、小鳥たちも次々に飛んでくる。

子どものころの遠い記憶。お昼寝ってこんな感じだったかもしれない。深く眠っているのに、まわりの気配を感じたまま、夢のふちを漂って、ゆっくり目覚めた。

お日さまの光に包まれた眠た気な午後。私の耳にはハチの羽音だけが聞こえています。

表題作のほか「草のオルガン」「夜と夜のあいだに」を収録しています。

以前ご紹介した『THE SNOW DAY』もおすすめです。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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