今日のカフェボンボンは、『金曜日の砂糖ちゃん』。
子どものひとりの時間を幻想的に描いた作品。
海外でも評価の高い絵本作家・酒井駒子の世界が凝縮されています。
『金曜日の砂糖ちゃん』
著者:酒井駒子
出版社:偕成社
金曜日の砂糖ちゃんは、小さな女の子の名前。
お昼寝している砂糖ちゃんのもとには、いろいろなお客がやってくる。美しい花に虫たちが訪れるように。チョウやテントウムシ、バッタやカマキリ、花の種、小鳥たちも次々に飛んでくる。
子どものころの遠い記憶。お昼寝ってこんな感じだったかもしれない。深く眠っているのに、まわりの気配を感じたまま、夢のふちを漂って、ゆっくり目覚めた。
お日さまの光に包まれた眠た気な午後。私の耳にはハチの羽音だけが聞こえています。
表題作のほか「草のオルガン」「夜と夜のあいだに」を収録しています。
以前ご紹介した『THE SNOW DAY』もおすすめです。
Love, まっこリ〜ナ