今日のカフェボンボンは、『世界あやとり紀行』。
あやとりは世界共通の遊び。
そのテーマには、自然や風土が反映されています。
南から北へ。あやとりを巡る旅の始まりです。
『世界あやとり紀行 精霊の遊戯』
著者:シンドユキオ/野口廣/マーク・A・シャーマン
出版社:INAX出版
うみへびが泳ぐ。犬が走り出す。
赤ちゃんが生まれ落ちる!
一本のひもが作り出す多様な世界。
星の数が増えていく、パプアニューギニアの天の川、
ソロモン諸島の人喰い鬼、カロリン諸島のサンゴ礁……。
あやとりの宝庫といわれる南太平洋の国々では、
2千種を超えるあやとりが採集されているそうです。
あやとりの多くは、文字をもたない社会で伝承され、
知恵や神話を伝える役割を果たしていました。
精霊や実在の人物を表すあやとりもそのひとつです。
あやとり紀行から見えてくるのは、
世界の広さ、人間のイマジネーションの豊かさ。
地球のあっちこっちで、
誰かがあやとり遊びをしてると思うと楽しい。
あやとりの「朝時間」は、ナバホの蝶。
両手を引っ張ると、一匹のチョウチョが。
ネイティブ・アメリカンの人々に伝わる、美しいあやとりです。
Love, まっこリ〜ナ