クリスマス・イヴのカフェボンボンは、アメリカのアーミシュの暮らしを写した美しい写真集。素朴で心温まる情景をお楽しみくださいね!
『“シンプル”という贈りもの 〜アーミシュの暮らしから』
著者:ビル・コールマン/訳、解説:青山南
出版社:フレックス・ファーム
文明の利器を使わず、敬虔な信仰に生きるアーミシュ(アーミッシュ)の人々。この世と妥協しないために、電気に頼らず、車も使わずに暮らしています。
本書の著者は、アーミシュに魅せられた写真家ビル・コールマン。ペンシルヴァニア州南部に暮らすアーミシュを、25年以上にわたって撮り続けてきました。小さな谷間の村の閉鎖的な共同体に少しずつ溶け込み、写真嫌いな人たちに受け入れられていったそうです。
コールマンは、雄大な自然に包まれた村の景色とともに、極めてストイックな生活に垣間見える、日々の楽しみや素朴な喜びをありのままに写し出しています。
畑仕事や干し草づくりに精を出す男たち。家事や伝統的なキルトなどの手仕事に励む女たち。動物と無邪気に遊ぶ幼い子やスケートを楽しむ子どもたち。昔から変わることのない営みのなかに、静かな時間が流れています。
アーミシュの「朝時間」は、村をあげての納屋づくり。アーミシュの人たちはとても早起き。夜明けに作業を始めて一日で仕上げてしまうんですって。
私が好きなのは、4人兄弟が手をつないで歩く後ろ姿の写真。いちばん小さな男の子がいたずらそうな笑顔でこっちを振り向いてる。幸福を感じる1枚です。
Merry Christmas!!
Love, まっこリ〜ナ
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