今朝のカフェボンボンは、「散歩日和な本」特集です。
隠れテーマはタイムトリップ。本日から4回連続の特別メニューでお届けします!
第1弾は、東京道草ガイド『プランツ・ウォーク』。
園芸の達人が都会のオアシスをご案内。さっそく植物散歩に出かけましょう!
『プランツ・ウォーク 東京道草ガイド』
著者:いとうせいこう/柳生真吾
出版社:講談社
東京の街は、じつは緑にあふれている。
こんな言葉で始まるプランツ・ウォークはとても刺激的です。
案内人はベランダ園芸を愛する作家のいとうせいこうさんと園芸家の柳生真吾さん。
まずは東京スカイツリーの玄関口、墨田区押上から。
この街は路地園芸が盛んなエリア。しゃれた店も進出していますが、路地裏の花たちは健在でした。
路地の植物は自由奔放。狭さや排気ガスにも負けない都会育ちの強さが光ります。
上野、駒込、表参道、六本木、羽田、東京ディズニーリゾート……。
植物オタクのガイドさんに連れられて道草すれば、東京が緑豊かな地なのがよくわかります。
公園のベンチに『ヤングマガジン』を見つけ、これが“都会の印”だと言ういとうせいこうさん。
そういう発見が散歩の面白さでもあるし、一緒に道草すると相手の考え方がよくわかる気がするの。
私もよくプランツ・ウォークに出かけます。今朝も散歩の途中で道草。
廃校になった小学校の校庭で、ジャングルジムを見守るように葉を広げる木に魅かれました。
1本の木に子どもたちの姿が刻みつけられているような気がします。
木はでっかいメモリースティックだから、木を見て歩けば時代をトリップできる。
そんなふたりの言葉が心に残りました。
プランツ・ウォークの「朝時間」は、都会の森の静けさ。
カフェタイムには、深煎りのコーヒーはいかがでしょう。
森の澄んだ空気とコーヒーの香りに包まれて……。
Love, まっこリ〜ナ