冬になると、肌のカサつきや粉ふき、くすみが増えやすくなります。
実はこれらのトラブルは、空気の乾燥だけが原因ではありません。近年注目される「腸‐脳‐皮フ相関(Gut–Brain–Skin Axis)」では、腸の状態が自律神経や脳を通じて、肌の透明感やうるおいにまで影響すると考えられています。

腸の調子が乱れると自律神経や免疫が弱まり、体が炎症を起こしやすくなります。その結果、肌のバリア機能が低下し、乾燥やくすみにもつながります。一方で腸が整うと代謝や回復力が高まり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)もスムーズに進みやすくなります。

冬のくすみ・乾燥は腸内環境の乱れが影響
冬に肌がゆらぎやすい理由には、いくつかの共通点があります。
- おなかや手足の冷えによる血流低下
- 暴飲暴食による腸内細菌バランスの乱れ
- 暖房による乾燥で肌の水分が蒸発しやすくなる
腸内の善玉菌が減り悪玉菌が増えると、炎症を促す物質も増加。肌の乾燥、赤み、くすみにつながりやすくなります。冬こそ腸のケアが大切な理由はここにあります。

発酵×食物繊維で冬の透明感をサポート
朝ごはんは、腸と肌の調子を整える第一歩。なかでも発酵食品・食物繊維・根菜は、冬の乾燥対策や炎症を抑えるサポートになります。

発酵食品(味噌・納豆・漬物)
善玉菌を増やし、腸の環境を整えて自律神経の安定をサポート。朝に取り入れることで、1日の腸の動きもスムーズになります。
- 具だくさん味噌汁(根菜・海藻・きのこ・こんにゃくなど)
- 豆乳グルト+オリーブオイル
- 納豆卵かけご飯

海藻・豆・きのこ・大麦
水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、肌のうるおいを守る働きもサポート。冬に起こりやすい便秘やおなかの張り解消にも役立ちます。
- 大麦・もち麦入りのおにぎり
- あおさ・とろろ昆布を味噌汁やお茶にプラス
- きのこ・こんにゃくのホイル蒸し

根菜(にんじん・れんこん・ごぼう・かぼちゃ)
冬の体を温め、腸の血流を助ける食材。βカロテンの作用で腸の粘膜が強くなり、肌のターンオーバーも整いやすくなります。
- にんじんとかぼちゃのポタージュ
- れんこんとごぼうのきんぴら
- 根菜スープ(里芋・菊芋など)

「おなかのハンズケア」で腸を整えて、お肌も心もスッキリ
おなかのハンズケアは、自律神経を整えて肌質や気持ちを安定させるサポートになります。発酵食品×食物繊維の組み合わせは、腸内の善玉菌がもっとも働きやすい“黄金バランス”。そこにハンズケアを加えることで、腸を内側と外側からやさしく整えることができます。

お肌の透明感を育てる冬の朝習慣
外側の保湿だけでは守りきれない冬の肌。腸を整える“内側からのケア”を取り入れることで、透明感としっとり感が続きやすくなります。
味噌汁、納豆、海藻、根菜スープなどを朝の一品に加えるだけで、おなかも肌も軽やかに整っていきます。寒い冬こそ、腸活でお肌の透明感を育ててみませんか?
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【おなかから肌質を整えたい方に/肝ぞうのハンズケア】
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【おなかの冷えを整えたい方に/腸のハンズケア】
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次回は、<ためこみ腸タイプ診断!すっきりおなかで“冬コーデがキレイに決まる”>の予定です。お楽しみに!

