おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
朝晩寒くなり、衣替えの季節になってきました。
服を入れ替えるタイミングは、断捨離や身の回りを見直すチャンスです。
今回は、衣替えのときに節約につながる5つのアクションをご紹介します。
【1】クローゼットの「見える化」でムダ買い防止
衣替えの際、まずやってほしいのが「持っている服の棚卸し」。
アイテムをジャンル別に並べて、ニットは何枚? 黒パンツは何本?と数えてみましょう。
思った以上に似た服を持っていることに気づくかもしれません。
手持ちの服を把握し、見える化することで、ムダ買い・衝動買いを防ぐことができます。
【2】着ない服の処分で、お金とスペースを生む
2年以上着ていない服、キツいけれど「痩せたら着るかも」と取ってある服は、思い切って手放すタイミングです。
フリマアプリやリサイクルショップを活用すれば、ブランド品や状態の良い服は意外と高く売れることも。
また、友達同士で服の交換会を開けば、自分では選ばない服に出会える楽しみもあります。
不要な服を減らすことで、クローゼットに余白ができ、管理もしやすくなります。

【3】季節ごとの服予算を決める
衣替えのタイミングで、次のシーズンの服予算を立ててみましょう。
たとえば「秋冬は2万円まで」と決めておけば、買い物のときに冷静に判断でき、無駄遣いも防げます。
予算内でやりくりすることで、計画的な消費が身につき、貯金額を増やすことにもつながります。
【4】着回し力を高めるアイテム選び
衣替えの際には、着回し力のあるアイテムを見直しておきましょう。
白シャツ、黒パンツ、ベーシックな色のニットなど、季節を問わず活躍する服は「万能選手」。
少ないアイテムでも、多彩なコーディネートが可能です。
結果的に買い足しが減り、長期的にはかなりの節約効果が期待できます。

【5】衣替えを“家計見直し”のきっかけに
衣替えは、服を整えるだけでなく、暮らし全体を見直すチャンスです。
服の棚卸しと一緒に、家計簿や固定費、貯金目標の確認もしてみましょう。
服とお金、両方を整えると気持ちもスッキリし、節約意識も自然と高まります。
過ごしやすいこの時期を活かして、自分と家計を整えてみてくださいね。

