お金持ちのクローゼットに「ないもの」5選。豊かさは引き算から

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。

お金持ちの家のクローゼットには、服やバッグがあふれている…と思っていませんか?

そんなイメージ、実は真逆かもしれません。
本当に豊かな人のクローゼットには、「ないもの」があるのです。

そして、それがないからこそ、彼女たちはお金にも心にも余裕がある。
今回は、そんな「持たない美学」から見えてくる、お金持ちの家のクローゼットにない5つのものをご紹介します。

【1】セールで買ったけれど着ていない服

「安かったから」「とりあえず」で買った服は、お金持ちのクローゼットには存在しません。

お金持ちは価格ではなく、価値でモノを選びます。必要なものを、必要なタイミングで、納得して買う。

それが結果的に無駄遣いを防ぎ、クローゼットも整うのです。

収納で困る女性

【2】痛くて履けない靴

見た目重視で買ったけれど、結局履かない靴。これも豊かな人は持ちません。

彼女たちは「使えるか」「心地よいか」を重視し、実用性と美しさのバランスを大切にします。

ブランドだからといって、足が痛くなるような靴や奇抜すぎて使いにくい靴に、スペースもお金も使いません。

【3】似たような服ばかり

「黒のトップス、何枚あるの?」と驚いたことはありませんか?

おしゃれ診断で出た定番カラーを繰り返し買ってしまいがちですが、お金持ちは数ではなく“質”を重視します。

少ない枚数でも、組み合わせ次第で何通りも楽しめる。
だからこそ、毎日の服選びがスムーズで、時間も節約できるのです。

白シャツ

【4】ブランドロゴが目立つだけのバッグ

ブランド品を持っています!とこれ見よがしに「見せるためだけのブランド品」は、豊かな人ほど持ちません。

彼らは、自分のスタイルに合ったものを選び、ブランドに頼らずとも自信を持っています。

本当に価値あるものは、静かに輝く。
そんな美意識が、経済的な余裕にもつながるのです。

【5】収納グッズで埋め尽くされたスペース

収納ボックス

収納が足りないからと買い足すと、どんどんモノが増えていきます。

モノを減らすことで、収納する場所も増える。結果、クローゼットも部屋もすっきりしていきます。

お金持ちは、ただ整理整頓するだけでなく“選別”が得意
必要なものだけを持つことで、空間にも心にも余白が生まれます。

まとめ

豊かさは、足し算ではなく“引き算”から。

「持たないこと」が、実は「本当に持てる力」につながっているのかもしれません。

あなたのクローゼットにも、少しだけ余白をつくってみませんか?

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
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