おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
整理整頓とお金の関係
暑い日が続くと、毎日使うクローゼットの中の整理整頓などがおっくうになりがちですね。
たたんだ洗濯物や室内干しで乾いた洗濯物をクローゼットに片づけず、床の上に置きっぱなしにしていたり、カーテンレールやドアにかけっぱなしにしていたりしえ…お部屋がごちゃごちゃした状態になっていませんか。
かくいう私も実はそのうちのひとり。私が住む北海道はエアコンが各部屋にないことが多いので、お部屋によっては暑いため、真夏は掃除や整理整頓がしづらいのです。中でも、見ないフリをしているのがクローゼットです。
今回は、私がFPとして多くの相談者様から聞いた話をもとに、「お金が貯まりにくい方」に共通すると感じている「クローゼットにあったらお金が貯まらないもの」を5つ紹介します。
私のように、暑さを言い訳に片づけをサボッているという方や、お金が貯まる体質になりたいと思う方は、ぜひ参考にしてください。
お金が貯まりにくい人のクローゼットにあるモノ5つ
【1】「高かったから…」という理由で捨てられない服
当時は気に入って高くても購入したお気に入りの服。流行遅れになってしまって、今は着られないのに「いつか着るかも」と感じてクローゼットに眠らせていませんか?
3年以上袖を通していない服は、今後もほとんど着ることはないとよく言われますね。思い切って捨ててしまいましょう。
【2】セールで買ったままタグを取っていない服
さほど欲しいと思っていなかったのに、セールで見かけた「50%引き」に惹かれて勢いで買った洋服やバッグはありませんか?
似合わない色だったり、そもそもサイズが合わなかったり、持っている服に合わせにくくて結局着ないまま放置している服があれば、無駄遣いクセのある証拠です。
メルカリなどフリマアプリで売ってスッキリさせましょう。
【3】ブランドの紙袋(ショッパー)
高級なブランドの紙袋は質もよく、手土産を渡す時に使うといいモノにみえますし、ちょっとしたものを持ち歩く時おしゃれ落にみえます。
けれど、使わずに貯めておくとどんどんクローゼットの中を占領して、肝心の服やバッグを入れる場所がなくなってしまいます。
10枚以上ある、普段使いできないほど大きな紙袋や、古い紙袋などは捨てると余白が生まれるかもしれません。
【4】コンサートやハロウィン関連など使うことのないグッズ
年に数回しか使わないコンサートグッズや仮装衣装は意外と場所をとるものです。
毎年使わないのであれば、売ったり捨てましょう。
もちろん、宝物として保管しておきたいものは、場所を確保して持っていてOKです。
【5】「いつか着られるはず」の服
今は着られないけれど、いつか痩せたら着られるはず…と考えて、キープしている洋服はありませんか?
若い頃に買って気に入っていたけれど、今はちょっとふくよかになって着られない。今はピチピチだけれど、少し痩せたらおしゃれに着こなせるはず…など。
そう感じながら、3年以上着ていない洋服がたくさんあるようなら、一度本気でダイエットしてみて着るか、難しそうなら捨てて、今の体型やトレンドに合う服を購入しましょう。
まとめ
クローゼットは奥の方にあると存在自体を忘れてしまいがちです。
一気に整理しようとすると気が重くなるので、「今日はこのエリアだけ」「今回は30分だけ」と、エリアや時間で区切って少しずつ整えていくのがおすすめです。
無駄なモノがなくなると、気持ちも整えられ無駄遣いをしなくなるようです。
暑くてもこまめに片づけをして、スッキリしたお金に好かれるクローゼットを手に入れましょう!