「布団は夕方まで干しちゃダメ!?」夏の快眠を叶える“寝具ケア”3つのコツ

 

汗をかく夏は、寝具もこまめにお手入れしたいもの。でも、「洗濯の頻度ややり方、これで合ってるのかな?」と迷うこともありますよね。

毎日使う寝具だからこそ、正しいお手入れを知って、ぐっすり眠れる環境を整えたいですね。

今回は、睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美さんの連載から、夏の快眠をサポートする「寝具ケア」のコツを3つご紹介します♪

【1】ダニ・カビを防いで快適に!「寝具の湿気対策」

夏は特に、寝ている間の汗や湿気が寝具にこもりやすく、ダニやカビが発生しやすい季節。気持ちよく眠るためには、寝具を清潔に保ち、「湿気」をこもらせないことが大切です。

ベッド

たとえば、マットレスや敷布団は、上下・裏表を時々入れ替えて使うことで、湿気が一箇所にたまるのを防げます。また、ダニが好むとされる上半身のあたり(頭~ウエスト部分)は、掃除機で丁寧に吸い取るのも効果的です。

長く使っている布団は、丸洗いをするか、通気性の高い寝具に見直すのもおすすめ。

睡眠中はコップ1杯分もの汗をかくといわれており、シーツや枕カバーは見た目以上に汚れています。常に清潔な状態で使うように心がけましょう。

ダニの繁殖を防ぐためにも、夏の時期は特に、寝具の湿気対策をこまめにおこないたいですね。

(参考:vol.30 やってますか? 寝具のメンテナンス

【2】洗濯は「頻度」と「乾かし方」がカギ

シーツやピローケース(枕カバー)は、できるだけこまめに洗うのが理想的。特に汗をかきやすい夏は、ダニやニオイの原因になりやすいため、枕カバーは1~3日に1回、シーツは週1回を目安に洗濯しましょう。

天日干ししているシーツ

また、洗ったあとの「乾かし方」も重要ポイント。室内干しなどで長時間湿った状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなり、かえってニオイの原因になることも。なるべく天気の良い日の日中に洗って、外で一気に乾かすのがおすすめです。

洗濯の頻度を減らしたいときは、寝る前に体を清潔にしてから布団に入る習慣を。日中の汗や花粉、ホコリを落とすことで、シーツの汚れを抑えることができます。

カバー類に予備があると、天気の悪い日や乾きにくい季節でも、無理なく洗い替えができて安心ですよ。

(参考:週何回洗ってる?意外と知らない「シーツ」「枕カバー」のメンテナンス方法

【3】ふとんの干しすぎ注意!正しいケアでふんわり快眠

シーツやカバー類と違って洗いにくい「掛け布団・敷き布団・枕」などは、日干しや布団乾燥機を活用したお手入れがポイントです。

布団を干す女性

ただし、長時間の天日干しはNG!夕方まで干すと、逆に湿気を吸い込んでしまうこともあるため、午前中~日中にかけて「表と裏で合計1時間程度」がちょうどよい時間です。

また、布団を叩くのは意外と逆効果。ホコリは落ちますが、ダニの死骸が細かく砕けてアレルゲンとなり、かえって体に悪影響を与える可能性があります。表面のほこりを軽く払う程度にとどめましょう。

日干しが難しいときは、布団乾燥機を活用するのも◎乾燥後には掃除機で両面を吸い取り、ダニやホコリ、カビの胞子などを除去しましょう。

長く使った寝具は、へたりや劣化で快適さがダウンしていることも。思いきって見直すだけで、眠りの質がぐっと変わるかもしれませんね。

(参考:「丸一日干す」「強く叩く」はNG!?心地よく眠るための正しい布団ケア

柔らかすぎはNG!?チェックすべき「快眠できる枕」の条件5つ♪

今回のお悩みテーマは…「枕の選び方」~後編~自分にぴったり合う枕を探し求め、いろいろな枕をとっかえひっかえ…を繰り返している私。大きさや生地、そして中の素材…いろいろな種…

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夏の夜をもっと心地よく過ごすための「寝具ケア」のコツをご紹介しました。

心地よい眠りは、毎日の元気の土台。 無理のない範囲で、できることからぜひ取り入れてみてくださいね♪

 

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