朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ホストと社畜』。
朝時間を愛するみなさんにオススメのコミック第1巻です。午前5時の新宿歌舞伎町、一日がスタートする「社畜」の直人と一日が終わる「ホスト」の蓮が牛丼屋で偶然出会い、朝ごはんを並んで食べる15分間を描きます。
『ホストと社畜 1』
著者:河尻みつる
出版社:双葉社
午前5時は二人にとって一日のはじまりとおわりの時間。それぞれ全く違う職業「社畜」(システムエンジニア)の鈴木直人と「ホスト」(No.1)の佐々木蓮がおはよ、お疲れ様ですと声を掛け合う。たまたまモーニングルーティンが重なった二人が隣りに並んで座り、朝定を食べながら他愛ない話をして席を立つ。去り際の言葉はいってらっしゃい、おやすみなさい。
どちらが先に来ているかもわからない。約束しているわけじゃないからこそ会えれば嬉しい。そんな素敵な朝のひとときです。
二人が一緒に過ごすのはごく短い時間だけれど、ふとした会話からお互いのことが少しずつわかってきます。職場でのようすやプライベートもみえてきて意外な一面に驚くことも。朝食を食べるだけの関係だから気兼ねなく率直に話せることもあるのかもしれません。何もかも正反対に見える直人と蓮。でもとてもピュアなところがよく似てるなあと思います。
おいしい朝ごはんとそばにいる人の存在が優しく心を和ませてくれるのってすごくいい。朝の時間を大事にしたいとしみじみ思う一冊です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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