みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代。」です。

毎週お届けしている「心が楽になる2品弁当」、今回で第300回を迎えました。
節目の回にご紹介するのは、我が家の定番であり、大好物の2品です。

• しそ巻きチキン
• にんじんと海苔の卵焼き

のレシピをご紹介します。

メインは、鶏むね肉で作る「しそ巻きチキン」。
大葉には抗菌作用もあるので、これからの蒸し暑い季節にもぴったり。我が家では、大きめの梅干しを添えて、くずしながら一緒に食べるのが定番です。

副菜は、すりおろしにんじんをたっぷり使った卵焼き。バター風味にして、海苔をくるくる巻いて仕上げました。

簡単で作りやすい2品。
ぜひ、今日のお弁当作りの参考にしていただけたらうれしいです。

大葉でさっぱり！「しそ巻きチキン」「にんじんと海苔の卵焼き」2品弁当

材料（1人分）

• 鶏むね肉　100g程度
• しょうゆ　小さじ1
• 酢　小さじ1
• 砂糖　小さじ1/2
• おろししょうが　小さじ1/3
• 片栗粉　大さじ1
• 大葉　6枚程度
• 油　大さじ1

作り方

1）　ボウルに筋をとった鶏むね肉を2×5cm角の棒状に切って入れ、しょうゆ、酢、砂糖、おろししょうがをもみ込む。片栗粉を大さじ1/2入れてもみこむ。
※酢を下味に入れると、傷みにくくしっかり味に。加熱すると酸味がとんでうまみが引き立ちます。お好みで砂糖を入れると、しっとりジューシーな仕上がりに。
※片栗粉は、もみ込み用と焼く前の表面用に半量ずつ使うと、しっとり美味しく仕上がります。

2）　大葉を巻く。

3）　フライパンに油を入れて中火で熱し、（2）に残りの片栗粉（大さじ1/2）をまぶして並べ入れて蓋をして、2分程度加熱。裏返してもう片面もこんがり焼き、全体に火を通す。

2品目　にんじんと海苔の卵焼き

材料（作りやすい分量　1人分）

• にんじん　3cm程度（30g）
• 卵　1個
• 水　大さじ1
• 塩　ひとつまみ
• バター　小さじ1/2
• 油　適量
• 味海苔　4枚程度

作り方

1）　にんじんは皮ごとすりおろす。耐熱容器に入れて塩と水をまわしかけ、バターをのせて、ふんわりラップをして電子レンジ500wで1分加熱する。

2）　卵を入れてよく混ぜる。

3）　卵焼き器を中火で熱し、小さく切って畳んだ紙タオルで、全体に油を広げてなじませる。

4）　卵液の1/3量を流し込み、海苔を縦に2枚置いてくるくると巻く。残りの卵液を流し込んで同様に2枚海苔を置いて巻き、巻きすやラップ等で巻いて冷ます。
※半分のところでカットすると、切り口に海苔のぐるぐる模様が見えて可愛らしいです。

2品弁当の詰め方プロセス

1）　ご飯をお弁当箱に入れて冷まして大葉を敷く。

※冷ます時には、割りばしなどの上にお弁当箱を置いて底を浮かせると、下にも空気が通って早く冷めます

※ご飯は、なだらかに斜めにしておくと、おかずが詰めやすいです

2）　奥に卵焼きを半分にカットして詰める。
※卵焼きは形がはっきりとしていて自立するので、先に詰めてOKです。

3）　手前に主菜を詰める。

4）　ごはんに梅干しをのせて炒りごまをちらす。

※分量外の材料（ごはん1人分、大葉 1枚、梅干し、いりごま（黒）各適量）

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今週の「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか？
今回は、私の大好物でもある定番おかずのお弁当です。よかったら、ぜひお試しくださいね。

私が、お弁当作りにほぼ毎日使う「大葉」。
1枚あるだけでお弁当がパッと華やかになりますし、水分も出にくく抗菌作用もあるので仕切りにも使えます。

苗を1株買って植えておいていただくと、これからの季節とても便利です。

プランターでも育てやすく、庭のすみに植えても次々に新しい葉が出てきます。毎朝の収穫が楽しみになるはずです。
お弁当作りの際、「1枚だけ欲しい」ということも多いと思いますが、小さく育てておくとそんな時に本当にありがたい存在になります。

毎日のお弁当作りの中で、ほんの少しでも楽しみを見つけて、心軽やかに続けていただけたらうれしいです。

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早いもので、この連載も300回目を迎えました。
「作ってみたら美味しかった！」
「2品だから作りやすい！」
そんなうれしいお声をいただいたり、楽しんでくださっている様子を知るたびに、私も元気をもらっています。

皆さまのお弁当作りの一助に少しでもなれていれば、何よりうれしいです。
今まで本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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「心が楽になる2品弁当」のルール

• おかずは2品だけ
• 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
• 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
• 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当

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料理研究家　かめ代。

公式サイト　「 kameyo レシピと暮らし」　https://kameyogohan.com/

★この連載は＜毎週日曜日＞に更新します。来週もどうぞお楽しみに…！