おはようございます。クリンネスト1級、ズボラなお掃除スペシャリストせのお愛です。この連載では、ズボラさんでもできる簡単なお掃除術をお届けしています。
ドラッグストアや100円ショップなどで販売されている「アルカリ電解水」。名前は知っているけれど、使い方がわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、知っておくと便利な「アルカリ電解水の活用法」をご紹介します。
アルカリ電解水とは
アルカリ電解水は、強いアルカリの性質をもつ水溶液のこと。成分のほとんどが水で、安全性が高いのが特徴です。
油汚れや皮脂汚れといった酸性の汚れに強く、家の中のあらゆる汚れを落とすことができます。どの汚れに使えるのか一つ一つ覚えるのは大変なので、「水アカ・カビ・尿石」以外のたいていの汚れに使える、と覚えておくとよいですよ。
キッチンの油汚れに
コンロの五徳にアルカリ電解水をたっぷり吹きかけてからお湯に漬けておくと、油汚れが浮いてラクに落とせます。
コンロまわりや壁は、熱めのお湯で濡らして絞った布に、アルカリ電解水を吹きかけて拭きましょう。
電子レンジの油汚れも、拭くだけでピカピカに。界面活性剤が入っていないので、二度拭きの必要もありません。
スイッチまわりの手アカ汚れに
電気のスイッチまわりの黒ずみは、手アカが原因。水拭きではなかなか落ちませんが、アルカリ電解水ならあっという間!
布に吹きかけて拭くだけで、スイッチや壁の汚れが真っ白に。壁のデコボコ部分の汚れは、古歯ブラシで優しく擦るとスッキリ落ちますよ。
床の黒ずみに
床の黒ずみは、足裏の皮脂や食べこぼしなど、ほとんどが酸性の汚れによるもの。アルカリ電解水で拭き取れば、簡単にキレイになります。
水まわりの床に多く使われる「クッションフロア」の黒ずみにも効果抜群!アルカリ電解水を吹きかけてスポンジで擦れば、驚くほどピカピカになりますよ。
アルカリ電解水が使えない場所・注意点
アルカリ電解水が使えないもの
- アルミ素材のもの
- 水に弱いもの(皮革製品など)
- 貴金属
- 絹製品
- 液晶画面
- 無垢材 など
「使用上の注意」を必ず読んでから使ってください。また、肌の油分やタンパク質にも作用するため、肌の弱い方は手袋を着用するようにしましょう。
家の中の様々な汚れを落としてくれる「アルカリ電解水」。大掃除で使った後、そのまま余らせている人は、ぜひ活用してみてくださいね。
☆この連載は【隔週日曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!