おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
三寒四温で気温の変化が激しい毎日が続くと、体調を崩しやすくなるもの。こんな季節におすすめなのが、今まさに旬を迎えている「金柑(きんかん)」です。
金柑にはビタミンCが豊富に含まれ、風邪予防や、美肌、潤いのある肌など抗酸化作用があると言われています。血管や骨を丈夫にするカルシウムも含まれ、神経の緊張や興奮を鎮めてくれる働きもあります。
咳止め効果のあるシネフリンも含みβカロテンやビタミンEを含んで、栄養満点の果実です。
柑橘類の中で一番小さな果実と言われ、果肉より皮を食べるのが特徴。完熟した金柑は甘くておいしいので、皮ごと薄くスライスして種を取り、サラダに入れて食べてもおいしく食べられます。
今回は、手軽に作れて保存がきき、朝も食べやすい「金柑シロップ」と「金柑ジャム」の作り方をご紹介します。
ヨーグルトや炭酸水と楽しむ「金柑シロップ」
材料(作りやすい分量)
- 金柑 100g
- グラニュー糖 100g
- ホワイトリカー 大さじ1
- 清潔な瓶 1つ
作り方
1) 金柑を洗って水けをふき取りヘタを取り、半分に切って種を取る。
※金柑をつまむと種が飛び出して取れやすくなります。果物ナイフの刃先で気を付けて取り除いてください。
2) 瓶にホワイトリカーを入れて回し、内側を殺菌します。
3) 金柑を入れたらグラニュー糖を入れて金柑を覆い、そのまま1週間常温で保管します。水分が上がってきたら清潔なスプーンで1日一回混ぜましょう。
2週間たったら食べごろです。果肉を取り出して、そのまま食べてもおいしいです。
ヨーグルトに入れたり、パンケーキに載せたり、刻んでお料理のアクセントに使っても楽しめます。柑橘の果汁が溶けだしたシロップは炭酸で割って飲んだり、紅茶に入れたり、ヨーグルトに入れたりと楽しめます。
常温で1か月程度保存できますが、発酵して甘みが少なくなる場合があるので、小さめの瓶に移して冷蔵庫保存するのがおすすめです。
トーストにたっぷりのせて食べたい「金柑ジャム」
材料
- 金柑 300g
- グラニュー糖 150g
- レモン 1/2個
作り方
1) 金柑を洗って水気をふく。半分に切って種を取ってから薄切りにする。
2) ボウルに入れグラニュー糖を加えてよく混ぜる。ラップをしてそのまま冷蔵庫で1晩置く。
3) 水分が出てきた(1)を小鍋に入れ、弱めの中火で8分程度混ぜながらコトコト煮ていく。
水分がたっぷり出てきますので、そのまま煮詰める。
4) とろみが出てきたら清潔な瓶(※)に移して冷蔵庫で保存する。
※清潔な瓶とは、沸騰した湯で5分間煮沸消毒したものです。
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ヨーグルトやパンケーキ、パンに塗ったり、お料理の隠し味やドレッシングに使ってもおいしいですよ。冷蔵庫で1か月保存できます。
その他にも、スライスして種を取り、サラダに入れるのもおすすめです。3月が旬と言われている金柑です。栄養補給にこの季節、毎朝食べてみませんか。
次回は、春トマトのおいしい食べ方をご紹介します。
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