増え続ける「子どもの作品」。うまく手放しながら管理するために必要な4ステップ

 

おはようございます! 整理収納アドバイザーのサチです。

この連載では、1日を快適に過ごすための片づけ術やヒントをお届けしています。今年も仕事や家事や育児の息抜きに、ぜひいらしてくださいね!

今回は、片づけのプロとして現場で奮闘しつつ、3児を育てる母でもある私が実践している、子どもの作品をスムーズに管理するために必要な4つのステップについて紹介します。

今年こそ子どもの作品をうまく管理したい!という方、ぜひ最後までご覧くださいね。

「子どもの作品」は使い切りながら残す

【ステップその1】保管できる量を決める

子どものものの収納

放っておくとどんどん増えてしまう子どもの作品。

特に幼児の頃は、毎日のようにお絵描きした作品や、幼稚園や保育園で制作したおもちゃを持ち帰ってきます。
そんな天井知らずな作品たちを全て保管するのは不可能ですよね。

だからこそ、まずはしっかりと保管する枠を決めましょう!

わが家では子ども部屋クローゼットの天袋に、ひとり1ボックスと枠を決めて、そこにおさまる量だけを保管しています。

保管できる量は、子どもの人数や家の広さなどによっても変わっていきます。
暮らしを圧迫しない程度の保管スペースを決めておきましょう。

【ステップ2】すぐに使う

子どもの作品

幼稚園や保育園で制作したおもちゃなどは、飾る場所にも限度があるし、そのまま置いておくと確実にかさばります。

わが家では、持ち帰ったおもちゃはすぐに遊ばせていました

制作したおもちゃは、しっかりと遊びに使えば2~3日で壊れたり、形がくずれてしまいます。
そうなると、子どもたちの中に遊びきったという感情が湧き、すんなり手放してくれます。

どんどん増えていく手作りおもちゃは、とことん遊び倒して、おもちゃの新陳代謝を促していきましょう!

【ステップ3】飾って心にやきつける

子どもの作品を飾る

わが家のダイニングには、子どもたちの絵、習字、賞状などを飾っておくスペースを確保しています。

小学生くらいまでは、紙の作品もどんどん増えていきますよね。
特別感があって手放しにくい紙作品は、視界に入るところに飾っておき、しっかりと心に刻んでおくことで手放す準備ができます。

しっかりと飾ることで子どもたちの満足感を得られ、すんなりと手放せることが多いですよ。

子どもの作品を飾る壁

ここで注意したいポイントは、飾るスペースはひとり1か所にしておくということ。

新しい作品が仲間入りしたら、飾るスペースを広げるのではなく、上書きしていくことを心がけてくださいね。
どんなものでも上限を決めて、それを守ることが、片づけやすい空間づくりには欠かせない大事な要素です。

【ステップ4】見直す

子どもの作品の収納ボックス

使い切って心に刻んだ後でも、保管したくなる作品は出てきます。

そんな作品たちは、ステップ1で決めた保管スペースに仕舞っていきます。
しかし、そのスペースには上限がありますよね。
これまで保管してきた作品たちをあらためて見渡し、そのスペースにおさまる分だけ保管するよう見直しましょう。

大事にしたいもの、保管したいものは、刻一刻と変化していきます。
年に一度は見直して、取捨選択を繰り返しながら、作品ボックスの中身も最新にアップデートしていきましょう。

まとめ

子どもの作品管理のための4ステップを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

子どもの作品を処分するのは心苦しいですよね。
でも、いつもの暮らしを圧迫してまで保管すべきでしょうか?

最優先にすべきはいつもの暮らしです。
子どもの作品と同じくらい、もしくはそれ以上に、心が穏やかになる暮らしを大事にしていきたいですね。

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整理収納アドバイザー サチ

3人の子どもを育てながら鹿児島から発信する片づけのプロ。個人宅での整理収納コンサルティングの他、セミナー講師、コラムニストとして活動中。

現場、セミナー、web上など、さまざまなフィールドから、もっと暮らしを整えたい方へ向けて、サポート&発信しています。ワニブックスより『片づけ日和』『50点家事 – めまぐるしい毎日でも暮らしが回る –』を出版。

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