はじめまして!整理収納アドバイザーのサチです。
今月から、一日のスタートをスムーズにするための「片づけ」あれこれを、この連載で綴らせていただくことになりました。
私は、完全ワンオペで3人の子どもを育てつつ、片づけのプロとして、現場でのコンサルティングから執筆、監修、セミナーなどの活動をしています。
片づけのプロとしての知識に、現役の主婦、母業の経験を交えながら、気持ちよく暮らすためのちょっとした工夫、マインドを紹介していきますね。
おうちの顔!すっきり整った「玄関」を作る3つのルール
【1】平等なルールで、シューズボックスがすっきり!
第1回目のテーマは、おうちの顔でもある「玄関」の片づけです。
玄関をすっきりさせるために一番大事なことはすごくシンプル。それは
スペースを決めて守る
ということです。
これは、我が家のシューズボックスの中です。
子どもたちの靴は、一人一段のスペースが割り当てられていて、そこにおさまる分だけ持つ、というルールにしています。
子どもたちだけでなく、大人も同じ。シューズボックスの最上段が私のスペース、2段目が夫のスペースと決めています。
もし新しく欲しい靴があったら、まずはスペースと相談。このスペースに入らない場合は、どれか一足を手放すのが決まり。
ここで大事なポイントが、もう1つあります。それは
大人も子どもも同じ条件にする
ということです。
玄関は、個室ではなく家族の共有スペース。だから、各人のスペースも平等に割り振って、各々がそのスペース内でやりくりしよう!という作戦です。
これにより、家族それぞれが「自分が持つ量」を意識して収納するようになるので、家族暮らしでも玄関が乱れにくく、整いやすくなります。
【2】靴の「数」を決めれば、たたきも散らからない
シューズボックスの中だけでなく、玄関たたきも同じです。
元気に登校・出勤するためには、たたきの上をすっきりさせておきたいもの。出かける時、帰宅時に玄関がぐちゃぐちゃになっていたら…気分があがりませんよね。
気持ちよくドアを開けるためにも、たたきの上にもちょっとした決まりをもうけておくのがおすすめ。
例えば
- たたきに出しておける靴はひとり1足まで
- 学校用の靴は2足出しておいてよい
など、具体的に数値で決まりを作っておくと、家族にもわかりやすいです。
わが家の場合だと、たたきに出しておいていい靴は、学校の靴と普段履きの計2足まで。
数値として決まっているから、誰かがルールを破って3足以上が出しっぱなしになっていると、それぞれが声かけしやすくなります。
感情的に「はやく片づけて!」と言うよりも、「2足にしておいてね」と、目標値までセットにして伝えた方が説得力がありますし、言われた側も理解しやすくなります。
【3】ディスプレイ棚には「見ると幸せになれるもの」を
意外と厄介なのが、玄関のインテリア雑貨。
オブジェや雑貨などを飾る場所に困ったら、「とりあえず玄関に飾っちゃえ!」という方も多いのではないでしょうか。
特にシューズボックスは、ものが集まりやすくなってしまう危険な高さに棚があることが多いもの。靴と同じように、飾るスペースもきちんとルールを決めて、それを守るよう心掛けておくことが大切です。
スペースから溢れそうなときは、見直しのサイン。
玄関の棚には、視界に入れると幸せな気持ちになるものだけに厳選していきましょう!
ルールを決めるコツは?
朝、登校するとき、出勤するとき、おでかけするとき…気持ちよく玄関を通過するためには、シューズボックスの中にも玄関たたきにも余白が必要です。
余白の作り方、数量などルールの決め方がわからないときは
「何足なら靴を持てるか?」
「たたきが埋まらないための靴の数はどのくらいか?」
と、シューズボックスの収納量や玄関たたきの広さから逆算して決めるのもおすすめです。玄関をすっきりさせたい時、ぜひ参考にしてくださいね。
☆この連載は【隔週金曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!