大阪でエステサロン「private salon Laule’a」を経営する美容家の寒川あゆみです。
肌を整えるアイテムとして「ふきとり化粧水」「収れん化粧水」「導入化粧水」「導入美容液」を使っている人も多いのではないでしょうか。
それぞれ肌へのはたらきが違うため、肌タイプによって向き不向きがあります。今回は、エステティシャンである私が、化粧水の正しい選び方や使い方についてお教えします。
4種類の「化粧水」と特徴
化粧水には主に以下の4種類があります。
- 「ふきとり化粧水」:ザラつき、ゴワつき、毛穴汚れをふきとることで肌表面をつるんと整え、スキンケアの浸透を高め、キメの整った肌に導きます。
- 「収れん化粧水」:毛穴を引き締める成分が配合されているため、毛穴の開き、皮脂テカリを防ぐことが目的です。
- 「導入化粧水」:乾燥や角質の停滞によってスキンケアの浸透が悪い時、うるおいを維持させたい時にプレ導入することで角質がほぐれ、スキンケアの浸透を高めふっくらした肌に導きます。
- 「導入美容液」:導入化粧水よりも美容成分の配合が多く、角質をほぐし、スキンケアの浸透を高めうるおいのあるふっくらした肌に導きます。
それぞれのはたらきを知り、ご自身のお肌に合わせて使い分けることが大切です。
肌タイプにあった化粧水の選び方
化粧水によって、肌に「合う」「合わない」ものがあります。
「ふきとり化粧水」は角質がかたくゴワつきやすい、皮脂づまりを感じやすいなど混合肌、脂性肌におすすめです。角質が薄くて乾燥しやすい敏感肌、乾燥肌には不向きです。
「収れん化粧水」は乾燥による毛穴の開きや皮脂テカリが目立ちやすい混合肌、脂性肌におすすめです。敏感肌の場合引き締め成分が刺激と感じることもあるため不向きです。
「導入化粧水」は化粧水だけではうるおいが持続しづらい敏感肌や乾燥肌、角質のゴワつきによってスキンケアの浸透が悪いと感じる混合肌、脂性肌など全肌タイプに使えます。
「導入美容液」は導入化粧水だけでは物足りない、うるおいを高めたい敏感肌、乾燥肌、なめらかな質感に整えたい混合肌におすすめです。
例えば、ふきとり化粧水は油分が多い肌の方には合いますが、必要な油分を取りすぎてしまうため、乾燥肌、敏感肌の方には合わない場合があります。
どうしても迷ったときはお店や化粧品カウンターに行き、美容部員さんや店員さんに相談してみましょう。
種類別「化粧水」使い方のポイント
最後に、それぞれの化粧水の正しい使い方、ポイントをご紹介します。
ふきとり化粧水
洗顔後、化粧水をつける前に使用します。
コットンに拭き取り化粧水をたっぷり含ませ、ザラつきや皮脂づまりが気になりやすい部分(おでこ、鼻まわり、あごまわり)を優しく拭き取ります。この後、化粧水、美容液、乳液、クリームで仕上げます。
収れん化粧水
洗顔後、化粧水をつける前に使用します。
コットンに収れん化粧水をたっぷり含ませ、毛穴の開きやテカリが目立ちやすい部分(頬、鼻まわり、おでこ)になじませます。この後、化粧水、美容液、乳液、クリームで仕上げます。
導入化粧水
洗顔後、化粧水をつける前に使用します。
コットンに導入化粧水を含ませ、顔全体に広げて、手のひらでなじませます。この後、化粧水、美容液、乳液、クリームで仕上げます。
導入美容液
アイテムによりますが洗顔後、化粧水をつける前もしくは化粧水をつけた後に使用します。
導入美容液を手に取り、顔全体に広げて、手のひらでなじませます。化粧水前につけた場合はこの後、化粧水から、化粧水後につけた場合は乳液、クリームで仕上げます。
これらのアイテムは、きちんと目的に応じて使うことが大切です。
「話題だから使ってみたい」「流行っているから気になる」という視点で選んだり、「なんとなく良さそう」という理由で選んだりするのではなく、肌と相性の良い化粧水を選んで正しく使うことで、美肌を磨いていきましょう♪