おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』、もうご覧になりましたか?
私は早速鑑賞しましたが、たくさんの伏線があるとっても素敵な作品でした。
さて、「戸締まり」に例えると、「お金」は「幸せの扉を開ける鍵」でもあり、「辛いことや苦しいことの戸締まりをする鍵」にもなるものです。
今回は、そんな「お金」の意味や役割について、基本に戻って考えてみましょう。
お金を稼ぐことは、はしたないの?
日本では、友達や仲間とお金の話をすることは「いやしい」とか、「はしたないことだ」、と思う人も多いようです。
もちろん、貯金がいくらあるのかなど具体的な資産の話をするのは、美しいふるまいとはいえませんね。
しかし、お金は本当に「いやしい」ものなのでしょうか?積極的にお金を稼ぐことが「はしたない」ことなのでしょうか?
お金があれば、欲しいものを買うことができます。
お金があれば、食べたいものを食べることができます。
お金があれば、行きたい場所に行くこともできます。
お金があれば、病気になったとき医療費を払うことができます。
お金があれば、収入が減った時生活費を補うこともできます。
そして、。そのお金は、誰かの収入になり、その誰かはその人のために使うことができます。
つまり、お金を使うことで自分がハッピーになり、そのお金で誰かがまたハッピーになっていく…お金は、幸せを繋ぐ鍵なのです。
もちろん、誰かをだましたり嘘をついて得たお金はきれいではありませんが、まっとうな仕事をして得た対価としてのお金は、上のように考えると、美しく清らかなものだと思えませんか?
もうすぐ今年も終わりますね。
一年の最後に、ハッピーな人生に必要なお金や自分のお財布に感謝して、「お金は素敵なもの」というふうに、思考をシフトチェンジしていきませんか?
前向きな気持ちでお金の鍵を使い、2023年の幸せの扉を開けていきましょう。