(編集部より)朝時間.jpの「SDGsを考える月間」に合わせ、今回特別にSDGsテーマの記事をお届けいただきました。
おはようございます。管理栄養士のmaikoです。
この連載では、「管理栄養士のイチオシ!食べてキレイを磨く朝食レシピ」をテーマに、体に良くて、キレイになれる朝食レシピをお届けします。
今日ご紹介するのは、キャベツを丸ごと1玉使い切る!疲れが吹き飛ぶ「ストックおかず」のレシピです。
ちょっと固いキャベツの外葉や、芯まで使ってフードロスを解消。SDGsアクションに繋がるだけでなく、豚肉や梅干しを使うことで、疲労回復効果が期待できる献立です。
キャベツはかさのある野菜ですが、炒めたり塩もみするとたくさん食べられます♪ぜひお試しください。
疲労回復や栄養のポイント
- キャベツ:胃をいたわるビタミンU
- メインおかず:疲労回復を助ける、豚肉のビタミンB1とレモンのクエン酸
- 浅漬け:梅干しとお酢の組み合わせによるキレート作用(鉄・カルシウムなどミネラルを吸収しやすくし、有害な金属を排出する効果)
- スープ:豆乳には心を落ち着けるカルシウム
【キャベツ1/4使用】メインおかずに!「豚ばら肉とキャベツのレモン蒸し」
材料(1人分)
- 豚バラ肉 100g
- キャベツ 1/4個
- レモン 輪切り 3枚
- (A)和風顆粒だし 小さじ1
- (A)水 100ml
- ポン酢 適量
下準備
- 豚バラ肉を4㎝長さに切る
- キャベツを一口大に切る
作り方(調理時間10分)
1) 小さめのフライパンに、キャベツ、(A)を入れる。(今回使用したのは18cm直径のフライパン)
2) 豚バラ肉、レモンをのせて蓋をし、沸騰したら中火で5分程度加熱する。
3) ポン酢をかけていただく。
※余ったレモンは、レモンティーなどに活用しましょう♪
【キャベツ1/4使用】袋でもむだけ!「キャベツの梅おかかさっぱり浅漬け」
材料(約6人分・作りやすい分量)
- キャベツ 1/4個
- 梅干し 3個(小さめのものなら6個)
- かつお節 3g
- すし酢 大さじ2
- いりごま白 小さじ1
下準備
- キャベツは短冊切りにする
作り方(調理時間5分)
1) ポリ袋にキャベツ、種を取った梅干し、すし酢を入れよくもみ込んでしんなりとさせる。
2) かつお節、いりごま白をひねりながら加えて混ぜる。
さっぱりした味わいで、サラダ感覚で楽しめます。
【キャベツ1/2使用】芯も使い切る!「キャベツと豆乳のベーコンのスープ」
材料(約4人分・作りやすい分量)
- キャベツ 1/2個
- ハーフベーコン 4枚
- (A)固形コンソメ 1個
- (A)水 100ml
- 無調整豆乳 100ml
- 塩こしょう 少々
- ブラックペッパー(粗挽き) 少々
- オリーブオイル 適量
下準備
- ベーコンは短冊切りにする
- キャベツ(外葉も含む)は一口大に切る
- キャベツの芯は薄切りにする
作り方(調理時間15分)
1) 小鍋にオリーブオイル、ハーフベーコンを入れて加熱する。
2) ベーコンから油が出たら、キャベツを入れ塩こしょうをしてしんなりとするまで炒める。
3) (A)を入れてキャベツが柔らかくなるまで煮る。
4) 無調整豆乳を入れてひと煮立ちさせ、ブラックペッパーをふる。
食べてキレイを磨く!レシピのポイント
【1】キャベツの芯やかたい外葉は、よく炒めると無駄なく食べられます
【2】かさのあるキャベツは、炒めたり塩もみする料理で無理なく消費
【3】レモンのクエン酸や豚肉のビタミンB1で疲れを解消
【4】梅干しと酢のキレート作用で有害な毒素排出とミネラル吸収アップ
毎日の料理でできる!私のSDGsアクション
キャベツを芯まで使い切ると、ゴミの削減とフードロス解消につながりますよね。いつもの料理でも、少し工夫をすれば、SDGsの取り組みができると思います。
私は、よく使うものこそ環境にやさしい物を選択しよう!ということで、お料理のときにはバガス(サトウキビの絞りかす)配合のキッチンペーパーを使うようにしていますよ。
バガス配合のペーパーは、100円ショップなどでも販売されています。持続可能な地球環境のために、ぜひ試してみてください。
しっかりと朝ごはんを食べて、今日も元気にいってらっしゃい!
★この連載は<毎週水曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!