おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
代謝が上がり、痩せやすくなるイメージの夏。実は、冬より夏の方が代謝が低くなり、「むくみ」が出やすくなるって知ってましたか?
どうしてむくみが起こるの?
体内の老廃物を流しているリンパ液。血液は1分ほどで全身を1周しますが、リンパ液が全身を1周するのには12時間~24時間かかるといわれています。
リンパ液はリンパ管の中を通って流れますが、足先へ流れたリンパは重力に逆らって上半身に戻らなくてはなりません。(リンパ管には、血管のように逆流を防ぐ弁などはありません)
この、リンパを上半身に戻すポンプの役割を果たすのは、実は、ふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎを動かすことによって筋肉に収縮が起こり、筋肉の収縮にリンパ管が連動してリンパ液が上半身に戻されます。
立ちっぱなし座りっぱなしなど、ふくらはぎを動かさない人は、上半身にリンパ液を戻せずに下半身に滞りやすく、午後に脚がむくんで太くなってくるのです。
また、もともと筋肉量が少ない女性は、足元からリンパ液を押し戻す力が弱いため、どうしてもむくみやすくなります。
夏に基礎代謝が落ちるわけ
基礎代謝とは、動かずに何もしていない状態で消費するエネルギーのことです。
冬は気温が低いため、身体を温めたり体温を維持しようとするので、エネルギーを消費するため基礎代謝が高くなります。その逆で、夏は気温が高いため基礎代謝は低くなります。
暑いと積極的に外を歩く時間が減りますよね。その結果、ふくらはぎの筋肉運動が少なくなり、さらに、冷房で下半身が冷やされて血行不良になると、足元の血流も悪くなり、むくみにつながります。
つまり、筋肉や運動量の不足だけでなく、冷房もむくみの原因となるのです。
夏のむくみを改善する3つの行動
【1】積極的に脚を動かす
オフィスなどで座りっぱなしになっている時、足首を回したりアキレス腱を伸ばすなど、ふくらはぎに刺激を与えることを定期的に繰り返してみましょう。
外を歩くのは暑さでおすすめできませんが、会社やデパートなどの冷房が効いている場所では、エレベーターを使わずに階段を使うなど、積極的に脚を使ってふくらはぎを動かしましょう。
【2】冷房対策を徹底する
冷房は足元が冷えやすいので、足元を温める工夫をしましょう。ひざ掛けなども良いですが、着圧ソックスなどは特におすすめです。
【3】脚を高くして寝る
下半身に滞ったリンパ液は、身体を横にして脚を高くすると上半身に戻りやすくなります。夜に眠る際は、脚元を少し高くすると浮腫みが取れやすくなります。
また、横になる前に脚のマッサージなどをして、リンパの流れを促してやるのもおすすめです。
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夏は基礎代謝が低い上に、冷たいものを飲んだり冷房で冷えるためむくみが生じやすくなります。
なぜむくむのか?を知って、毎日むくみケアをすると、脚の印象は大きく変わってきますよ。ぜひ意識して取り組んでみてください。
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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!