朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『俳句歳時記 第五版 春』。
いまの季節にぴったりの一冊を。春の季語と名句を収録した俳句歳時記です。朝読書はもちろん眠る前の読書にもオススメです。
『俳句歳時記 第五版 春』
編集：角川書店
出版社：KADOKAWA
春のことばの本をかばんにいれて出かけませんか。散歩の途中で開いてみたり、カフェでコーヒーを飲みながらページをめくるのもいいですね。
＊「花時の赤子の爪を切りにけり」（藤本美和子）＊「ゆで玉子むけばかがやく花曇」（中村汀女）＊「妻しづかなれば花種蒔きてをり」（東義人）
季語はそれぞれ「花時」「花曇」「花種蒔く」。何気ない日常のなかにやわらかな春を感じる句に惹かれます。
俳句歳時記の春の部をまとめた本書。時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物をテーマにした季語と例句を紹介しています。たとえば、植物のページの桜にまつわる季語は「初桜」にはじまって、「彼岸桜」「枝垂桜」「桜」「花」とつづきます。そして「遅桜」「残花」「落花」「桜蘂降る」……。やがて桜の花は散り、季節が移っていくのをしみじみと感じます。
好きな季語や名句を見つけて心にしまっておきたい。美しいことばから春を感じる一冊をぜひどうぞ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ～ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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