朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『元気が出る俳句』。
心に効く俳句を紹介した一冊です。好きな一句を一日の始まりに見つけたい。朝読書におすすめです!
『元気が出る俳句』
著者:倉阪鬼一郎
出版社:幻冬舎
「コンビニのおでんが好きで星きれい」(神野紗希)「地球よし蜜柑のへこみ具合よし」(越智友亮)身近な食べ物を詠んだ句に、なんだかおなかがぽわっと温まる。
「かたはらに絵本買ふ妻春の午後」(加倉井秋を)やさしさに満ちた句に、心が透きとおる、ふわりと軽くなる。
「人間は生きよと銀河流れをり」(上野泰)力強い句を口ずさめば、凛と前を向いていこうと思えてきます。
元気が出る食べ物や飲み物の俳句、心が洗われる風景の俳句、人生を応援し励ましてくれる俳句などのテーマに沿って、若い俳人の俳句から江戸期の俳人の俳句まで、千句を超える作品をセレクトしています。人を見つめるまなざしが温かい解説が印象的です。
私はこの句も好き!「風の家シャツパンツシャツパンツ干す」(こしのゆみこ)心と体に爽やかな風が吹き抜けていくようです。
少ない字数の短い言葉には大きなパワーが秘められている。読むたびに幸福感に包まれる一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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