今もっとも注目されている韓国ナンバーワン メイクアップ・アーティスト、ジョン・センムル氏の初翻訳本『私は今日も私を信じる』発売を記念し、知っているだけで毎朝いちばん綺麗な私になれる、韓国美人のビューティーTIPSを全5回の連載でお届けしています。
芸能人やモデルでなくても、ハッとして目が追いかけてしまうような人がいますよね。彼女たちの魅力はどこにあるのでしょうか…?
今日は韓国のメイク術から、視線を引き付ける顔の法則をお伝えします。
プロ直伝!視線を引き付ける「黄金バランス」メイクとは
美しい顔の基準とは?
実は、人間の視覚は原則的に「三分割の法則」に引き付けられようにできています。
試しに、紙に縦と横に2本ずつの線を引き、画面を均等に9分割したところを想像してみてください。この、線が交差するポイントに強調したいものを置くと、構図が安定して、視線を引き付ける効果があるのです。
顔にもこのようなゴールデンポイントがあります。
顔を横に5分割、縦に3分割したとしましょう。そのときに線が交差するポイントに顔のパーツの端が位置していると、バランスのとれた理想的な顔立ちになります。
…とはいえ、実際にはこのような黄金比に当てはまる顔は多くありません。たいていは、理想的な比率より眉間が広かったり、鼻筋が長かったりするものです。
でも、メイクを上手に活用すれば、最大限この比率に近づけることができます。
パーツの位置をメイクで微調整する
たとえば鼻筋が長い場合、ハイライトを鼻筋の3分の2のところまで塗って止めます。鼻先まで塗らないことで、実際よりも鼻を短く見せることができるのです。
眉間が広い場合には、目頭に陰影をつけることで、実際よりも距離を縮めて見せることが可能です。
逆に眉間が狭い場合は、目じりを長く描いて、視線を外側に分散させます。
額が縦に長ければヘアラインを若干下向きに整えて、眉毛をやや太めに描きます。
額が横に長い場合は、額の両脇のヘアラインを狭めるように、アイブロウラインなどで生え際を少し描き足します。
いずれも、実際に、手を加えるのはほんの少しです。
でも、視線に与える効果は驚くほど違います。
いつも使っているコスメでできますので、ぜひ試してみてください。
流行ではなく「少しのプラス」で魅力をアップ
多くの女性は、自分の魅力に気づかず、「流行」という文字を見ると財布を開いてしまいがちです。
でも、本来の自分に何が似合うかを考えることなく高価な服や華やかなメイクをまとっても、決して素敵には見えません。
私が主宰している「ジョン・センムル・アート&アカデミー」では、毎年200~300名のヘアメイクが卒業します。入学時、ほとんどの子は流行の服と派手なメイクでオシャレしてきます。
ですが、みな個性がなく、他人の服を借りてきたような自信のない表情をしています。
でも、卒業する頃には、とくに着飾らなくても「洗練された雰囲気」が漂い、「自信にあふれた顔」になります。
それは、自分の固有性を探して受け入れる方法を知ったからです。
どんなメイクをしても、「世界で一番美しい人」にはなれません。
でも、「流行」ではなく、「私らしさ」を意識することで、「一番きれいな私」になることはできます。
そして、そうなった女性はそれぞれが、世界で一番魅力的なのです。
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自身も美容好きであり、フェミニズムにも造詣の深い宇垣美里さんからも推薦されています!
女性として生きることをメンタル&ビジュアル、両面から味わう秘訣を知りたい人にぜひオススメです♪
☆この連載は【毎週火曜日】に更新します。次回もどうぞお楽しみに!