「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第17回:新年度スタート!「したい」を叶えるノートの書き方(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。
この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前編の記事『新年度!朝ノートでスタートダッシュに勢いをつける方法』では、新年度こそ!の勢いがあるうちに、新年の計画を見直そう、という話をしました。
後編ではより具体的に、年度始めに計画を見直して微修正するにあたり、どこに力を入れて、どこを削るか、メリハリをつけられるようになるノートの書き方についてお知らせします。
人生の優先順位は「6つの柱」で見つけよう
人生や目標の優先順位を明確にしたい時、オススメの図が「6つの柱レーダーチャート」というものです。下のような図をまず、手書きのフリーハンドで良いので、ノートに描いてみてください。
手順は以下の通りです。
- 6つある四角い空欄に、自分が人生において大事だと思っている「6つの柱」を書きます。柱は何でもOK。順位をつける必要はないので、自由に考えてみてください(例:お金、家族、趣味、仕事、健康、勉強、社会貢献…etc.)
- 次に、今年3月末までの自分は、6つの柱をどのようなバランスで生活してきたかスコアをつけ、青ペンで印をつけます。その際のスコアは「足して30」になるよう厳守します
- 最後に、4月以降の自分は、6つの柱をどのようなバランスで生活していきたいかスコアをつけ、赤ペンで印をつけます。その際もスコアは「足して30」を厳守してください
このチャートを書く時のポイントは2つです。
- 無理にバランスを取ろうとしない!
- 足して30を厳守!
朝活したい!と意欲的な方々はがんばり屋さんなので、放っておくと「足して30」をはみ出して「6つの柱全部を10点満点に!」などと考えがちです。
しかし、どんな超人でも自分のキャパを超えて頑張ることはできません。キャパは有限だということを意識するためにも、「足して30」は守ってください。
また、6つの柱のバランスを取る必要はありません。バランスを良くすることが目的ではなく、自分はどこを目指すか?どこに注力したいのか?を意識することが、優先順位付けでは大切なことです。
これを実践することで、前年度までの自分と今年度からの自分の優先順位を視覚的にしっかり見つめることができ、メリハリをつけて新年度のスタートダッシュが切れると思います!
脳がクリアな静かな朝の時間に、ぜひ試してみてください。
本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編 『新年度!朝ノートでスタートダッシュに勢いをつける方法』 >> https://asajikan.jp/article/200073