新刊『大人かわいい手帳&ノートの書き方』も大好評!書道家・カリグラファー 島野真希さんによる公式ブログ「かわいい!朝から楽しむ手帳&ノート術」では、朝起きるのが楽しみになりそうな手帳&ノートの書き方をお届けします♪
おはようございます!書道家・カリグラファーの島野真希です。
今回は、特別な道具を使わずにカリグラフィーのような強弱のある文字を書くことができる「Fauxカリグラフィー」をご紹介します。
「Faux(フォゥ)」とはフランス語で「偽物」の意味で、最初にモノラインペン(強弱のない細いラインが書けるペン)で文字を書き、あとから縦線を太く肉づけした文字を「Fauxカリグラフィー」と呼びます。
第1回の記事で紹介した「ムードトラッカー」のアルファベットもこの方法で書いたものです。
ふつうのペン1本でOK!手帳が華やかになる「おしゃれ文字」の書き方♪
【1】黒地に白い文字がおしゃれ
黒いノートに白いインクで書いた「Fauxカリグラフィー」が映えるウィッシュリスト。
モノライン(一本線)で文字を書くときは、文字の傾斜や字間、ループの大きさを意識してそろえるとバランスよく仕上がります。
(少ない色数でも単調に見えないよう、Fauxカリグラフィーでメリハリを)
【2】細ペンなら細かく書き込める
色数を決めず、その日の気分でカラフルに書き込んだ「1日1マス日記」。
いろいろな書体をミックスして楽しげなページに仕上げました。
縦線を塗りつぶさないFauxカリグラフィーをミックスすることで、より賑やかに印象に。
(まわりに花のイラストやトッドを描くことで華やかさをプラス)
【3】Fauxカリグラフィーの書き方
1. モノラインペンでアルファベットを書きます。
2. 右側に縦線(ブラッシュペン(筆ペン)で書いたとき、筆圧が加わって太くなる部分)の厚みを書き足します。全体のバランスを見て、左側に書き足してもOK。同じ幅になるように書くのがポイント。
3. (2)で袋状になった部分を塗りつぶしていきます。あえて塗りつぶさないデザインや、ボーダー柄にアレンジしてもOK。
4. すべて塗りつぶして完成。一筆で書いたような文字になります。文字を続けて単語にするときは、まず1単語を書いた後、縦の線を肉づけしていきましょう。
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Fauxカリグラフィーは、ふつうのペン1本でフォーマルな文字もカジュアルな文字も書くことができます。塗りつぶす面が大きくなるほどぽってりとカジュアルな印象になるので、いろいろなシーンで試してみてください。
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★この連載は毎週月曜日に公開します(8回連載の予定です)