朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、ごちそうさまの読書リスト。
家ごはんのおいしさを伝える本や玉子をめぐるアンソロジーなど、台所で過ごす時間、ごはんの時間を大切にしたくなる本を選びました。いただきます。ごちそうさま。おいしい食べもので幸せになれる3冊をどうぞ。
献立日記より。
NHKの番組「365日の献立日記」を書籍化した本。女優の沢村貞子さんが長年にわたってノートに書きとめた「献立日記」から、フードスタイリストの飯島奈美さんが料理を再現しています。
忙しい女優業と家事を両立させ、どんなときも台所に立ち続けた沢村貞子さん。季節感あふれる料理の数々を楽しみながら、着物に白い割烹着の沢村さんを想います。丁寧にごはんづくりをしたくなる本です。
『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美』
著者:飯島奈美
出版社:リトルモア
幸福を味わう。
たまごにまつわるアンソロジー。「本の中、オムレツのにおいは流れる」「目玉焼きの正しい食べ方」「卵のふわふわ」などをテーマに、森茉莉、石井好子、武田百合子、東海林さだお、伊丹十三ら37人の作家たちの作品が楽しめます。
江戸時代には「ふわふわ」というたまご料理があったそうです。たまごの話も料理の味も懐かしくてやさしい。朝読書にもオススメの一冊です。
『玉子 ふわふわ』
編者:早川茉莉
出版社:筑摩書房
家のごはん。
料理研究家・土井善晴さんが、土井家の食卓を紹介しながら、簡単でおいしい家庭料理の作り方を伝授します。
家のごはんの本当のおいしさは、「尻上がりな味」にあるのだそうです。最初の一口めは少し物足りなく感じるかもしれないけれど、食べ進むうちに素材の味を生かした素朴なおいしさに気づく。食べ終わったときには心もからだも満ち足りている——。
お味噌汁のなかに、煮魚や青菜のおひたしのなかに、なんでもないふだんの食卓に、尻上がりの味を見つけたくなります。
『まねしたくなる 土井家の家ごはん』
著者:土井善晴
出版社:講談社
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美』
*『玉子 ふわふわ』
*『まねしたくなる 土井家の家ごはん』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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