今日のカフェボンボンは、『玉子 ふわふわ』。
玉子にまつわる話を集めたアンソロジー。37人の作家による美味しい作品をどうぞ。
『玉子 ふわふわ』
編者:早川茉莉
出版社:筑摩書房
幸福な朝とたまごは大いに関係がある。美味しそうなたまご料理が食卓に並ぶと、心が浮き立つ。だから、たまごから生まれたストーリーは、ふんわりやさしいのかな。
松浦弥太郎さんは、落ち込んだ時は決まってたまご焼きをつくる。そうすると、しぼんだ心が自信を取り戻すという。たまごは力強い味方にもなってくれるんですね。
森田たまさんの忘れ得ぬ思い出は、女学生だった頃のこと。友だちが火鉢の上でオムレツをつくってくれた。庭のライラックのうす紫とオムレツの黄色、食後に食べた苺の紅。懐かしい故郷、いまも目に残る札幌の情景です。
玉子の「朝時間」は、ふわふわ。
江戸時代に「ふわふわ」というたまご料理があったそうです。
Love, まっこリ〜ナ
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