朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『朝のかたち』。
詩人・谷川俊太郎の中期の代表作を集めた詩集。十七冊の詩集から詩人の北川透が厳選しています。以前ご紹介した『空の青さをみつめていると』に続く第二弾です。ひらがなだけの詩や実験的な構成の詩など、多様なスタイルの詩に触れることができる一冊です。
『朝のかたち 谷川俊太郎詩集II』
著者:谷川俊太郎
出版社:KADOKAWA
仕事や家事の合間に、詩集を手にとってみてはいかがでしょう。本のページをぱっと開いて、一篇の詩をゆっくりと味わう。きっと思いがけない言葉との出会いが待っています。声に出して読んでみたい詩もたくさんあります。
「あいうえおきろ/おえういあさだ/おおきなあくび/あいうえお」
これは『どきん』というに詩集に収録された詩「あいうえおうた」の一節です。リズミカルな詩を口ずさむと気持ちが乗ってくる、いい気分です。
『朝のかたち』の「朝時間」は、「なんにもない」という詩より。
「なんにもない なんにもない/見栄もなければ嘘もない/ないないないないないないづくし/なんにもないから空があるんだ/今日という日が始まるんだ」
朝ごはんのあと、ちょっと満ち足りた気分のときに、今日もがんばろうというときに、どうぞ素敵な詩を。
こちらの詩集もぜひどうぞ。
*『空の青さをみつめていると』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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