おはようございます♬
先日のアカデミー賞では
韓国映画『パラサイト 半地下の住人』が
作品賞を受賞し、アメリカ・韓国はもちろん
日本でも話題になったのではないでしょうか。
英語絶賛勉強中の私は、アカデミー賞はもちろん
その前哨戦と言われるゴールデングローブ賞、
音楽の祭典グラミー賞、
ミュージカルのトニー賞など色々な受賞式を
テレビで観るのが大好きなんです♡
なぜって、そこでは見慣れた俳優や歌手の
リアルな英語を聞くことができるから。
ちなみに豆知識ですが前述した〇〇賞は
英語で〇〇Awardsと表記します。
例えばアカデミー賞は『Academy Awards』
グラミー賞は『Grammy Awards』など。
各賞は事前にノミネートされた人物が発表され
当日、受賞者が発表されるという形式が採られ
ノミネートされた人は『nominee』と呼ばれます。
なんてここまで書くと、アカデミー賞2020の話
と思われそうですが、実は…違います。
今日は、作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞
録音賞・美術賞・衣装デザイン賞・音響編集賞
主演&助演男優賞など
数多くのノミネートがあったにもかかわらず
助演男優賞と美術賞のみの受賞で終わった
タランティーノ監督の
『ワンスアポンアタイムインハリウッド』から
Once upon a time、の話。
Once upon a time
これは英語を話す人なら誰もが知っていて
特に子供が大好きなフレーズ。
さて、どういう意味かわかりますか?
これは私たちの言葉で言うところの『昔々』の
意味で、おとぎばなしの常套句のことなんです。
例えば「赤ずきんちゃん」でいうとこんな感じ。
昔々あるところに小さくて可愛い女の子がいました。
Once upon a time there was a dear little girl.
ウィキペディアによるとこの「ワンス・アポン・ア・タイム
(Once upon a time)」はハッピーエンドを迎える話の場合
結びの句として「ever after」や「and they all lived
happily ever after」があり日本語訳では
「それから幸せに暮らしました」「めでたし、めでたし」と
結ばれることが多い、とのこと。
映画「ワンスアポンアタイムインハリウッド」の
結末はというと…
それは観てのお楽しみ。
そのタイトルをあえて日本語に訳すなら
Once upon a time in Hollywood.
= 昔々ハリウッドで、といった感じでしょうか。
さらにこのOnce upon a time、
実は昔話だけに使われるのではなく
普段使いも可能なんです。
例えば「Once upon a time there was a “letter”
昔々「手紙」というものがあって…」
とラブレターに関してあれはいいもんだったなぁ
なんてことを言いたいときにはこんな使い方も。
ただしこのフレーズには過去を懐かしむ気持ちが
含まれているので単純に、昔々の事実の話を
するときには使うことが出来ません。悪しからず。
最後に、アカデミー賞の話に戻って本日は〆。
助演俳優賞を獲ったブラッド・ピットって
普段はスピーチのときはふざけておやじギャグを
連発する人ってイメージが強いんですが
例えば、ゴールデングローブ賞のときはお母さんを同伴するか
悩んだ話や共演のレオナルド・ディカプリオに
タイタニックで(自分だったら)筏に乗ってたよねって話かけたり
英国アカデミー賞のときは(スピーチは代読)独身に戻って
おめでとう!独身クラブにようこそイギリス!と
EU離脱の件をいじったり、このトロフィーにヘンリーと
名付けてアメリカに連れて帰ることを楽しみにしていますと
王室を離れたヘンリー王子の件をネタにしたり
(ちょっと言い過ぎと叩かれていましたが)…
今回のアカデミー賞では割と真面目にスピーチ。
監督のタランティーノや共演者のレオへ賛辞を
(劇中ではスタントマン役だったので)スタントマンや
その他のキャストやクルーたちへ感謝を述べ
『僕は過去を振り返るタイプじゃないんだけど
友達がドライブインシアターに「明日に向かって
撃て」を観に連れて行ってくれたこと
車に荷物を詰め込んでこの街(ハリウッド)へ
引っ越して来たこと
そしてジーナ(デイヴィス)やリドリー(スコット)が
初めてチャンスをくれたこと
これまでの長い道のりで出会った全ての
素晴らしい全ての人たちのおかげで
僕は今ここに立っているんだ。
ワンスアポンアタイムインハリウッドって
本当の話なんだよ。』
最後にオスカー像を持ち上げて
『僕のやること全てに影響を与える子供たちに。
愛してるよ。』と締めくくっていました。
I adore you.=愛してるよ(大好きだよ)
新しいフレーズを学んだところで本日はこれにて。
もうすぐバレンタインデーですね。
日本では美味しいチョコレートがあちこちに
出没しているころなのではないでしょうか。
みなさま、どうぞSweetな1日を♡