朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ディック・ブルーナ』。
世界中で愛され続ける、オランダ生まれのミッフィー。作者ディック・ブルーナーさんの素顔とミッフィーの魅力をあらためて伝えます。ブルーナさんの写真や作品も多数収録しています。ミッフィーが大好きなあなたに贈りたい一冊です。
『ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年』
著者:森本俊司
出版社:文藝春秋
世界の子どもたちに愛されている、小さなうさぎの女の子。みなさんにとってこの子はミッフィー、それともうさこちゃん……?
どちらの呼び名でも大好きな気持ちに変わりはないけれど、この本の中では「うさこちゃん」と呼ばれています。幼い頃、絵本の「うさこちゃん」に親しんだ人にはとりわけ懐かしく思い出深い作品もたくさん紹介されています。
本書では、うさこちゃんをはじめさまざまな作品を通して、作者ディック・ブルーナさんの知られざる素顔を伝えます。ブルーナさんに取材を重ねてきた著者がその生涯をたどりながら、絵本が生まれた背景や世界に広く愛される作品の魅力を紹介します。
絵本づくりだけでなく、福祉や人権問題、子供たちの健康のためにも力を尽くしたブルーナさん。なかでも強く心に残るのは、ブルーナさんがいつも願い大切にしていたこと。それは、子どもたちが笑顔で暮らせること、困っている人たちの力になりたいということ。そして、絶対に暴力はいけないということでした。
この小さな愛らしい本には、ブルーナさんの想いを伝えていきたいという著者の森本さんの熱い気持ちも詰まっています。うさこちゃんはいつもあなたのそばにいる。本を閉じたあと優しさに包まれる一冊をどうぞ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>