朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『詩集 夏の森』。
詩人・銀色夏生が自由な心でつづった写真詩集。花や風景の素敵な写真が心を穏やかに鎮めてくれます。いつもよりスローにはじめる朝に、小さな写真集のような本をゆっくりめくって。
『詩集 夏の森』
著者:銀色夏生
出版社:KADOKAWA
木漏れ日がきらきらしてる。花が揺れている。心も揺れている。待って、このまま少し立ち止まっててもいい?
この本を読んでいるとそんな気分になるのです。夏の森に囲まれた空をぐるっと見上げて、野性的な花たちの匂いをかいで、果てしなく続く道を前に呆然としてみたい。銀色夏生の写真はまるでロードムービーのなかの風景のようです。
「しばらくのあいだ力を失くしてた そういう時ってあるよね そういう時は静かにして むやみに動き回らない そしてまた気持ちが ゆっくりと動き始めるのを待とう」(『詩集 夏の森』より)
ときどき寄り道しながら、ちょっとずつ前に進めばいいって思えます。急ぎ足でなく。
銀色夏生さんの本、こちらもぜひどうぞ。
*『まっすぐ前 そして遠くにあるもの』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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