自分らしく心地よく朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。
今回は、ガイドブックの編集をされている菊池有紀さん。 会社と家の往復だけの生活から脱け出して毎日を楽しむようになったきっかけが、朝時間にあったそうですよ。
菊池有紀さん (JTBパブリッシング 時刻情報・MD事業部 編集デスク)
東京都出身。株式会社JTBパブリッシングで「るるぶ」をはじめとするガイドブックの編集を担当。『京都で食べたい100のもの』など京都関連図書を多く企画し、最近は鉄道ムックや知育商品などを制作している。趣味は旅行、ごはん、読書、観劇、アート鑑賞。宝塚が好きだけど登山も好き、ホテルのアフタヌーンティーが好きだけど大衆居酒屋も好き。インドア・アウトドア両方楽しめるハイブリッドタイプ。朝時間を活用して始めたヨガやウクレレ、日本酒の勉強が楽しいこの頃。京都検定1級、世界遺産検定1級。
普段の朝の過ごし方について教えてください。意識していることや習慣はありますか。
<平日>
目を覚ますため、日の光を浴びてコーヒーを飲み、朝ごはんも必ず食べます。たまに会社のデスクで食べることもありますが、基本は家で、大好きな納豆たまごかけごはんを食べることが多いです。
朝に全部準備すると時間がかかるため、コーヒーメーカーのセットなど前日にできることは前日にやったり、時々インスタント味噌汁を使ったりしています。
月曜の朝は朝ヨガへ。前日が日曜なので早く寝れば早起きも楽だし、デスクワークばかりで運動習慣がないため、週1でもやった方が心身ともにすこやか。自分自身と向き合いながら、気心知れた先生や友人と話せるのも楽しい。大事な時間です。
<休日>
平日よりは遅い時間に起床し、のんびりコーヒーを淹れて洗濯機をまわすことからスタート。休日はパンが多く、フレンチトーストやサンドイッチなどを作ることもあります。
出かけるついでに、気になっていたお店で朝食を食べることも多いです。朝食が食べられるお店は、朝時間.jpやるるぶ&more.など、いろいろなメディアで日頃からチェックしているのですが、わざわざ行くなら時間を気にせずゆっくりしたいので、土日や平日休みを活用します。
朝時間を大切にするようになったキッカケや、意識するようになってよかったことを教えてください。
以前友人が主催していた「朝からホテルで飯喰う会」がきっかけです。ホテルの価値基準に3B(Bed Bath Breakfast)というのがありますが、そのうちBreakfast(朝食)は宿泊せずとも一流のサービスを体験でき、ほかの時間帯と比べて安価。ちょっとした時間で非日常を味わえるのに感動し、ほぼ毎月参加。都内主要ホテルの朝食は大体食べた気がします。
20代後半からは仕事が忙しく、職業柄夜も遅くなりがちで。気づけば会社と家の往復だけ・・・という状態を一時期は変える気力すらなかったのですが、久しぶりにホテル朝食を食べたら楽しくて「そうだ!私には朝がある!」と・・・。
朝は比較的自由がきくし(最近は働き方改革が進んでより朝型傾向に)、好きなことのためなら早起きも得意。朝時間を活用しはじめたら、忙しいからとあきらめていた習い事もできて、自分の時間を持てるようになりました。
お気に入りの朝の過ごし方を教えてください。
普段は平日の朝、ヨガに行くのですが、休日に行くこともあります。ヨガが終わったあと、月島~銀座~有楽町~丸の内をのんびり散歩するのが最近のお気に入り。晴れた日は隅田川の水面がキラキラしていて、見るだけで癒されます。周辺の朝食スポットもいろいろ見つけていて、先日は築地本願寺内にあるカフェに行ってみました。
休日は、銀座のカフェや皇居外苑の芝生で仲間とウクレレを弾いたり、日比谷界隈でミュージカルや映画を観たり・・・といった予定も多いので、その前に組み込みやすいです。
朝のお気に入りのアイテムをひとつ教えてください。
朝用のシートマスクを活用しています。起きたての顔に貼るだけで、洗顔~スキンケアまで済むという便利な時短アイテムです。
といっても愛用のスキンケア用品は別にあって・・・使うのは、目覚めが悪い、体がだるくて重たい、寒くて洗面所に行くのが億劫な時など。ベッド横に置いてあるこのパックを顔に貼ると、冷たくてスーッとするので自然と目が覚めるし、はずせばすぐメイクに移れるのがありがたいです。つらい時は無理せず、素直に頼って助けてもらっています。
朝のお気に入りスポットを教えてください。
定番ですが、京都。もともと大好きで、趣味で京都検定1級を取ってしまったほど。多い時は年に6~7回行くこともあるのですが、常に新しいスポットができるので何度行っても飽きないし、朝早くから楽しむことができる最強の場所だと思います。
たとえば清水寺は朝6時から拝観できます。観光客も少なく、凛とした空気と朝日がとても気持ちいいです。
朝食も、老舗喫茶店やベーカリーのモーニングから有名料亭の朝粥までとにかくバリエーション豊富で、町家や鴨川沿いといったロケーションも選び放題。普段は混んでいる人気カフェも朝なら空いているので、パフェや甘味を朝から食べるというのも京都ならではの楽しみ方かなと。
朝美人のある一日の過ごし方
(朝ヨガがない日は6時半~7時に起床。
朝食を食べて8時45分頃に家を出て、9時30分ごろに出社しています)
家と会社の往復からの抜け道が朝時間だったんですね。好きなこと、やりたいことのためなら早起きもがんばれますよね。新しいことをはじめたいけど時間がない、単調な毎日を変えたい、そんな時は菊池さんのように朝に予定を入れてみるのはいかがでしょう。(朝時間.jp編集部)