おはようございます。
フードスタイリストの河合真由子です。2018年もいよいよおしまい!今年もこの連載を通してたくさんの方と交流がもてたこと嬉しくおもいます。
1年を振り返ると、今年も、昨年からの流れから、料理の見た目や盛り付けに注目が集まった年かとおもいます。
今日は、そんな年の終わりにふさわしく、簡単にできるおせち料理の盛り付けのアイデアについてご紹介したいとおもいます。
おせち料理、何に盛る?
おせち料理といえば、3段重ねや5段重ねのお重に盛られた豪華なものを連想する方も多いと思います。そもそも、おせち料理は、お正月に料理をしなくてもいいように、お砂糖や塩分など少し濃いめの味付けをすることにより、保存性を高めていたといいます。
ただし、近年はおせち料理を食べるのは元旦だけ、また、そもそもそんなにたくさんの量を食べられない、また、最近はお一人様や、家族の人数も減っていることもあり、お重にきちんと盛ること自体が少なくなっているようです。
伝統的にきちんとお重に盛るのも素敵ですが、もっと気軽におせち料理を楽しみたい人には、お皿や折敷などを上手につかって、一食分の盛り付けをするのも素敵だとおもいます。
おすすめは、少しマットな質感のする、シックな黒や緑、グレーなどのトーンが低めのお皿です。少し高級感があり、おせち料理を引き立ててくれ高級感がでます。
また、この時期になるとデパートで販売されている赤や黒の漆器の折敷などもおすすめ。葉物をおいて料理を直接のせてもいいですが、折敷の上に皿盛りにしたおせち料理の小皿を並べたり、お雑煮と一緒にコーディネートするのも全体にまとまりがでて、テーブル自体に統一感ができます。
おせち料理、盛り付けのコツ
おせち料理の盛り付け。普段はあまり目にしない料理が並ぶだけに、どうやって盛り付けたらいいのか?迷いますよね。ここでは、手持ちのお皿やカッティングボードなどをつかってできるお正月らしい簡単な盛り付けのコツをご紹介します。
【コツ1】黒豆などの細かいものは小鉢や、ガラス製の器、グラスなどにいれる
黒豆や紅白なますなど、汁気があってばらつきやすいものは、小鉢やガラスの器、グラスなどに盛り付けるとコンパクトにまとまります。
柚子釜をつかって上手にまとめるのも一つの方法です。
【コツ2】重ねて立体的に盛る
数の子や海老の旨煮など、形がしっかりしたものはそのままどさっと皿盛りにしてしまうと、存在感だけが際立ってあまり美しくありません。
できれば2、3個を部分的に重なるようにして立体的に盛ると存在感だけが主張されることなく、美しく盛ることができます。
数の子は大きければ適当な大きさに切り分けて、重ね盛りにすると上品に仕上がります。
【コツ3】斜めに立てて盛る
かまぼこや伊達巻など、形がしっかりしていてそのままでもしっかり立てることができるものは、正体に盛るとちょっとやぼったい印象に。
正面からみて少し斜めに立てて盛るだけで、ニュアンスがついておしゃれにみえます。
いかがでしたか?
おせち料理は毎年お正月に食べる伝統的な食事。昔ながらのお重に詰めたおせち料理も素敵ですがもっと手軽に楽しむなら、お皿や折敷などをつかって一人分を綺麗に盛り付けていただくのもいまどきのおせち料理のスタイルだとおもいます。
また、せっかくおせち料理をいただくなら、少し背筋を伸ばして丁寧に盛り付けてみると気分も変わると思います。
平成最後のお正月、見た目もおしゃれなおせち料理で、晴れやかな一年の幕開けをお過ごしください。
どうぞ良いお年を♪
フードスタイリスト 河合 真由子
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