今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、日曜日の絵本。
こわい絵本に魅かれます。それもあとから背筋がゾクッとくるような。ページをめくるたびに、知らない世界に連れていかれそう。絵本のなかで迷子になってしまいそう。そんなシュールでちょっぴりこわい絵本2冊を選びました。世界的な作家による大型の美しい絵本です。
都会の赤ずきんちゃん。
国際アンデルセン賞受賞画家が描く、現代版の赤ずきんちゃんストーリー。ガール・イン・レッドの舞台は大都会〈THE WOOD〉。街の片隅に住むソフィアはフード付きの赤いコートを着て、おばあさんのお見舞いに出かけます。強烈な刺激と誘惑にあふれた都会の森で、道に迷ったソフィアを待っていたものは……。
赤ずきんちゃんのおつかいは昔も今もスリリング。不穏な空気が漂う強烈な絵から、赤ずきんちゃんのお話のもつ不気味さが伝わってきます。
『ガール・イン・レッド』
原案・絵:ロベルト・インノチェンティ/文:アーロン・フィリッシュ/訳:金原瑞人
出版社:西村書店
人間心理の不思議を描く。
4人の登場人物が語る4つの物語。世界的な絵本作家アンソニー・ブラウンが、美しい公園を舞台に人間心理を鮮やかに描きます。
公園にたまたまやってきたのは、高慢な金持ち婦人、その息子チャールズ、失業中の男、その娘スマッジ。同じ時間、同じ場所に居合わせたのに、それぞれの話が全然違うんです。語る人の視点によって、公園の景色や季節まで変わってしまうなんて。絵で見るとその違いが際立ちます。人の心の不思議と独特のユーモアを楽しんで。
『こうえんで…4つのお話』
著者:アンソニー・ブラウン/訳:久山太市
出版社:評論社
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『ガール・イン・レッド』
*『こうえんで…4つのお話』
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しいにちようびを。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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