朝時間を有効活用!ワーク・ライフバランスコンサルタント松尾羽衣子さんの朝美人インタビュー

 

自分らしく心地よく朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。

今回はワーク・ライフバランスコンサルタントの松尾羽衣子さんに朝の過ごし方についてお聞きしました。

File143 松尾羽衣子さん (ワーク・ライフバランスコンサルタント)

プロフィール

プロフィール

大学卒業後、広告会社㈱東急エージェンシーに入社。マーケティング部門にて、顧客によって異なる悩みやリクエストに対し、解決策や新しい付加価値を創造する提案を行ってきた。2013年人事部門に異動。社員教育と新卒採用を主に担当するなかで、組織論やモチベーションマネジメントを学ぶ。

株式会社ワーク・ライフバランスに参画後は、強みである「巻き込み力」を駆使し、クライアントの課題に対してチームの多様な意見や個性をまとめあげ、オーダーメイドで解決策を提案するスタイルには定評がある。また、前職の経験を活かして広報室長として広報業務や、クライアントのブランディングに寄与する提案も行っている。

まずは、松尾さんの普段の朝の過ごし方について教えてください。

ほぼ毎日、目覚ましにラジオ体操をして体を伸ばしています。平日は朝6時半に起きて出社の準備をして、8時過ぎに出かけます。

まずはお白湯を飲み、朝ごはんはしっかり食べます。ヨーグルトにフルーツは欠かさず、納豆ごはんが定番のメニュー。朝ごはんの支度は私で、後片付けは夫と役割分担をしています。

朝食は夫とゆっくり過ごす貴重な時間で、その日の予定を話したり、仕事の相談をしながら時間をかけていただきます。

休日は夫が早朝スポーツで出かけることも多いので、一人でゆっくり過ごしています。洗濯や掃除をしたらピラティス教室に行きます。もともと肩こりや腰痛のために始めたピラティスは10年続けています。

朝時間を大切にするようになったキッカケがあれば、教えてください。

5年ほど前から登山をしていて、今では2泊3日かけるような本格的な登山をするようになりました。山は午後にお天気が変わりやすいので、5時頃から登ってお昼過ぎには山小屋に着き、午後はゆっくり本を読んだり、ボーっと景色を見て過ごします。

帰る日は朝4時に起床、朝日を見てから朝食を食べて下山、というスケジュールが多く、午前中には山を下りて温泉に向かいます。

登山をするようになってから、朝早く起きると一日がとても長く、贅沢に過ごせることに気づいて、朝の時間を大切にしようと思うようになりました。

 朝を心地よくすごすために、寝る前にやっていることを教えてください。

睡眠が大事ということはよく知られていることだと思いますが、実は睡眠は前半で体の疲労が取れて、後半で精神の疲れが回復するそうです。両方の疲労回復に必要なのは7時間半~8時間と言われています。

短い時間しか寝ていないと体の疲れは取れますが、前の日に溜めたストレスはそのままになってしまうんですね。そこでわたしは、毎日7時間半は眠るようにしています。そうすることで、毎朝前日の疲れを残さずに心地よく過ごすことができています。

寝る前にはピラティスのポールを使って軽いストレッチをして、体を伸ばしてからベッドに入るようにしています。

 朝のお気に入りアイテムをひとつ教えてください。

マグカップ

フィンランドのブランド「アラビア」のマグカップです。フィンランド人の友人の影響でマリメッコやイッタラ、アラビアが気に入っていてマグカップはつい何種類も買ってしまいます。季節や気分に合わせてカップを変えることが楽しく、使うカップを何種類かローテーションしています。

同じように箸置きも好きで、季節が感じられるもの、旅行に行って見つけたものなど集めています。

ワーク・ライフバランスコンサルタントの松尾さん。ワークとライフのベストバランスは人それぞれだと思うのですが、松尾さんがワークとライフのバランスのために工夫していること、朝に意識していることがあれば教えてください。

ワーク・ライフバランスというと、「ワークとライフのバランスを取ること」「ライフを充実するために、ワークはほどほどに済ませること」と思われることが多いのですが、ワーク・ライフバランスとはワークもライフも両方を充実させて、例えばライフで友人に会って聞いたことをワークに活かす、ワークで先輩や同僚から学んだ時短スキルを家事に取り入れてみるなど、相乗効果があることを言います。

ですので、「仕事と私生活は別」と区切るのではなく、双方で活かせることはないかな、と意識することが大事です。

私自身が朝意識していることでいうと、朝集中力が高い時間を使って、夫と大事な相談をしています

実は、人間の脳は朝起きてから13時間しか集中力が持たないとご存じでしょうか。北里大学の島津教授が解明されているのですが、13時間を過ぎると、酒酔い運転と同じ集中力に落ちてしまうそうです。

私の場合は6時半に起きるので19時半には集中力がきれることに。

例えば旅行の計画など楽しいことだけでなく、家のことや仕事のことなどしっかり話したいことは、夜に話してもお互い集中力が切れていますし、一日の疲れもたまっているのであまり前向きな会話になりません。

朝は時間がないので、かえってだらだらしませんし、すっきりした頭でお互い前向きに話せる気がしています。

朝のお気に入りスポットを教えてください。

山の朝

山頂です。自分の足で登った山から見る日の出は本当に感動します。

私はもともと運動を全くしていなかったので、自分で3000m級の山に登れるということ自体が今でも不思議。日本にこんなに大きな自然があること、そこに自分が立っていることに毎回驚かされます。

人からはよく登れるねと言われますが、一度山頂から朝日を見てしまったらきっと誰でも「また山に行きたい」と思うはずです。

普段忙しい毎日を送っているからこそ、たまには時間を忘れて、電波もない場所で、ゆっくり日の出を見るという時間を贅沢に感じます。

朝美人のある一日の過ごし方

▼松尾さんの場合
6:30
起床、お白湯、ラジオ体操
6:45
朝ごはん準備
7:00
夫と朝ごはん
7:30
準備(夫が食器洗い)
8:20
出発
9:30
始業 クライアント先でのコンサルや打ち合わせなど
12:00
ランチ 午後もコンサル、打ち合わせなど
18:00
終業 お客様のアポがなく、社内打ち合わせや作業が多い日には在宅勤務をしています。
19:00
帰宅 夕食準備、夕食 お客様先がオフィスより自宅に近いときは、カフェなどで勤務し、早めに家に向かいます。
21:00
お風呂
21:45
読書、ストレッチなど
23:00
就寝

 

仕事と生活を分けずに相乗効果を意識するワーク・ライフバランス。最適な睡眠時間や集中できる時間帯など科学的な知識を持ち、朝時間もうまく活用することも、素敵なワーク・ライフバランスへの近道になりそうです。(朝時間.jp編集部)
 

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